33、マスク side-K ページ35
K「そう言えば、呼び名の希望は特に無いって聞いてるけど、テキトーに『お客さん』で良いのかな？
苗字でも下の名前でも、ニックネームでも、もし希望があれば。」
F「何でも良い、テキトーで。」
K「そうか。
俺の事は『マハラジャ様』って呼んでよ。」
F「は？マハ……？！」
いやいやいや、俺を「マハラジャ様」と呼びたくて、俺を指名してるんじゃないのか？
F「・・・・」
K「一応トップを『マハラジャ様』って呼ぶのが、ウチの方針なんで。
そういうプレイって事で。
アッアッアッ」
F「マハラジャ様ねえ……
フン、俺を召し使おうとは、身の程知らずなヤツだ。」
ソイツが何か言ったようだが、声が小せえから困る。
K「ん？
何ゴニョゴニョ言ってんのよ？
イベントで周りが余計騒がしいのに、マスクしたままで聞き取りにくいんだよ。
外したらイイんじゃねえの？」
F「・・・・」
どうも会話がぎこちないし、はずまない。
マスクのせいか、声がくぐもっている。
K「ボトル来たから取り敢えず乾杯するか。
飲む時はさすがに外すよな？」
抜栓して、1杯目くらいはサーヴしてやろう。
K「マハラジャ様が御手ずから注いだ酒だ。
しかと味わって飲むが良い。
アッアッアッ
乾杯〜」
テンション上げよう上げようと頑張る俺と裏腹に、ソイツは不機嫌になっていくようだった。
ノリが噛み合わない。
俺のマハラジャキャラが、完全に空回りしている。
一筋縄では行かない客のようだ。
しかし、俺はますますソイツのオーラに取り込まれていく気がしていた。
せめてマスクを外してくれよ。
顔を見せてくれ。
店長に自らスカウトしたいと思わせたほどの、その顔を。
そして、ちゃんと聞かせてくれよ。
声も吐息も。
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kyumapi(プロフ) - 仙花さん» こんばんは(・∀・)励みになるコメをありがとうございます。マハラジャ様からのキャラ変を感じて頂きたく、甘〜く可愛くオネダリさせてみました。Fさんの前だけでふにゃふにゃになるKさんて、何か良いですよねー (2020年11月11日 22時) (
レス) id: 52d20d0833 (このIDを非表示/違反報告)
仙花(プロフ) - こんばんは。チュウをねだるみっくんが可愛すぎて何度も何度も読み返しております///二人はどうなるんだろうと楽しみでたまりません！きゅまぴさんの作品は設定も展開も心を掴まれております！ (2020年11月11日 20時) (レス) id: 2aaffd79e4 (このIDを非表示/違反報告)
kyumapi(プロフ) - まゆさん» こちらこそありがとうございます。マニアックなほどにKさんを愛するFさんを妄想するのが楽しくて、書いております。書いてる私がマニアックなのでしょーね!(もうバレてますね) チャパティ〜〜♪ (2020年10月28日 20時) (レス) id: 52d20d0833 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - きゅまぴさん、返信ありがとうございます。Fさん、期待してますよー。Fさんの変態ぶりが大好きです。F担なんでなんでも受け入れる覚悟はあります。「チャパティ」最高でした！！ (2020年10月27日 20時) (レス) id: 05307fbbe2 (このIDを非表示/違反報告)
kyumapi(プロフ) - まゆさん» コメを頂き、またいつも私の作品を読んで下さっているとの事、ありがとうございます。変な設定ばかりでスミマセン。新作もやっぱり変な設定です(笑) 今日からFさん出てきますよー Fさんの役柄もお気に召して頂けますように。 (2020年10月27日 19時) (レス) id: 52d20d0833 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kyumapi
| 作成日時：2020年10月25日 23時
