恐怖の鬼ごっこ。PM12時 ページ11
ったく、なんだよ、コイツ！ずっと同じ速度なんて…。コイツの弱点って何？今みでの事を、思い返しても何も分かんない。あっ！そういえば、隠れてバレなかった所には、花があった…。しかも、白色の花…。ここを曲がれば、ユリの花があったはずだ！
ｷﾞｬｰ、ﾔﾒﾃ！
ｽｯ
あ「消えた？」
ﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀｯ
あ「誰？」
5人「大丈夫！？」
あ「分かったよ、アイツの弱点。」
S「弱点なんてあったのか？」
あ「アイツは、白色の花が苦手なんだ。」
M「俺、白色の花がある所、暗記してるぜ？」
あ「なんで？」
M「それは…。」
A「松潤ね、好きな人の好きな物がある場所を暗記してるんだよ！」
N「へえ〜、毎回？」
M「なんか悪いかよ。」
O「オイラ、アイツの弱点もう１つ見つけたよ。」
あ「何？」
O「アイツは、光が苦手なんだ！」
あ「なんで？」
O「アイツ、光が差し込んでる所には、行こうともしなかった。」
あ「って事は、白色の花があって、光が差し込んでる場所…。放送室！」
M「でも、逃げ場が無いぞ？」
A「もし、アイツの苦手な物が間違ってたら…。」
N「確かに、放送室には、アイツの苦手な物があるかもしれない…。だけど、安全地帯だとは、限らない…。」
O「でも、1回やってみたら？」
S「でも、逃げ場が無かったら、無理だろ。」
あ「逃げ場は、ある。」
5人「えっ？」
あ「放送室には、準備室があって、準備室からも出られるようになってる。だから、アイツが来ても、苦手な物に怯んでるうちに逃げられるんだ。」
M「一か八かやってみるか…。」
あ「万が一の場合は、私に良い作戦があるから大丈夫。」
N「ここから、少し行ったら放送室だから、急ごう。」
A「松潤、放送室の鍵持ってる？」
M「あるけど…。」
O「どうしたの？」
M「放送室の中に置いて来た物があるんだ。」
S「だからなんだよ？」
M「あまり見られたくない物だから…。」
A「あまりって事は、見ても良いって事だよね？分かった、放送室に行こう！」
あ「うん。」
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作者名：嵐好き | 作成日時：2022年8月25日 17時
