まるでそれは ページ23
モネside
ジョーカーは、ずっと、この子のことを探していた。
奥様が亡くなったと聞いた時、ジョーカーは酷く荒れて、
娘を探せ、俺の手元に連れこいと毎日のように嘆いていた。
そして、ついに娘が見つかった聞いた時、ジョーカーはいつもよりも笑みを浮かべた。
この子が、ジョーカーの娘。
モネ「寒くない？」
貴女「お気遣いなく、問題ありません」
さっきより興奮が冷めたのか、とても落ち着いていて礼儀正しい。
それに背筋も伸びていて、まるで一国のお姫様。
服は酷くボロボロで、とても寒そうだけど、それでさえも素敵に見えてしまうなんて、皮肉ね。
モネ「この先に、お父さんがいらっしゃるわ」
貴女「ありがとうございます」
深々と下げた頭から、黄金の髪がハラリと肩から少し落ちる。
こんないい子が、こっちに来ていいのかしら。
まあ、もう終わった話ね。
貴女「あの！」
モネ「なにかしら」
貴女「ありがとうございます、モネさん」
モネ「いいんですのよ、お姫様」
貴女「悪い冗談ですね。それでは」
ほんと、いいのかしら。
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名無し - 娘設定珍しくてハマってしまいました！更新楽しみにしてます！ (2022年2月5日 16時) (
レス) @page28 id: 51c357c0e7 (このIDを非表示/違反報告)
そのか(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです！更新楽しみにしてます！ (2021年12月4日 13時) (レス) @page26 id: 35e12bb70c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぎゃわう | 作成日時：2021年10月17日 22時
