信じられるもの ページ17
貴女side
船長さんの話は、どれも信じ難いものだった。
お父さんが七武海だと言うこと。
闇の人間だと言うこと。
ただ一つ、信じられたことは、お母さんをとても愛してたこと。
貴女「私」
ロー「どう動こうがお前の勝手だが、ここからお前の父親の元へ行くのは不可能に等しい」
一人でこの船を降りようとしたけど、その一言で断念した。
でも、待って。
もし、船長さんが嘘をついていたら?
日記は船長さんが書いたもので、お父さんは本当はいい人だったら?
船長さんが、悪者だったら?
ロー「おい」
貴女「ひっ…!」
だめだ、なにも信じられなくなってしまった。
船長さんも、ベポさんも、他のクルーも、みんな。
誰かが私に嘘をついているかもしれない。
信じていいのは、誰?
貴女「私だ」
ロー「おいどこへ行く!!」
信じられるのは、自分だけ。
裏切らないし、嘘もつかない。
最初から自分を信じればよかったんだ!!!
貴女「待ってて、お父さん」
夜の海はきっと危ない。
けどあの姿でいれば問題はないはず。
いいえ、問題ない。
ロー「おい!!」
ペンギン「何してんだ?!」
イッカク「ちょっと!!馬鹿なこと考えるんじゃないよ?!」
嗚呼、なんて綺麗なの。
貴女「船長さん!教えてくれて、ありがとう!」
自分だけを信じろって事を。
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名無し - 娘設定珍しくてハマってしまいました!更新楽しみにしてます! (2022年2月5日 16時) (レス) @page28 id: 51c357c0e7 (このIDを非表示/違反報告)
そのか(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです!更新楽しみにしてます! (2021年12月4日 13時) (レス) @page26 id: 35e12bb70c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぎゃわう | 作成日時:2021年10月17日 22時