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屋上 ページ4
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｢ なに 、 知り合い ? ｣
少しにやけながら聞いてくる空の顔は 、
どこか 、 寂しそうで 。
｢ まぁ 、 うん 。 ｣
｢ 前 、 俺が駅で見かけただけ 。 ｣
自分の気持ちは 、 言えなかった 。
｢ 空 、 屋上行こ 。 ｣
｢ ん 。 ｣
そう言って 、 屋上に向かった 。
屋上には 、 先客がいた 。
｢ あ 、 雄代じゃん 。 ｣
｢ お 。 耕大と空か 。 ｣
そこに居たのは 、 俺らのもう1人の幼馴染 。
｢ 久しぶりじゃない ? ｣
｢ お前が 、 高校上がってから遊ばなくなったからだろ 。 ｣
｢ そうだな 、 そっか 、お前ら俺の後輩なるのか 。 ｣
｢ 歳取ったなぁ … ｣
そう言って 、 寝転ぶ雄代は 、
どこか悲しそうで 、
どこか悔しそうで 、
久々に見た顔は 、 良く分からなかった 。
｢ 寝るか 。 ｣
雄代がそう言うと 、 俺も空も寝転んで 。
静かに目を閉じた 。
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作者名：＃渡邊 彩華 | 作成日時：2017年8月3日 11時
