言う通り35 ページ35
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「だから、なんでなん！？」
「っるせぇ、声がでけぇんだよ」
今日のお昼休みも、彼女さんと居るかっちゃんに
当然、声を掛けられるわけもなく、
ましてや、彼女さんに話しかけるなんて無理な話だ。
話しかけるというか、渡すものがあるというか、なんというか。
「麗日〜」
瀬呂君が彼女さんに話しかけているのが聞こえ
ふと、目線を移すと、切島君、上鳴君も居て、
ワイワイと、楽しそうに話しているのが見えた。
切島君が私の方をチラッと見て、
ヨ！と手を挙げてくれたので
お辞儀をしておく。
切島君に続き、上鳴君、瀬呂君が私を見てくれたが
かっちゃんと、彼女さんとは、一切目が合わなかった。
「よっ、Aちゃん」
『瀬呂君！こんにちは！』
「沢山食べろよ〜ガリなんだから」
そう言って、私の後ろを通り過ぎた瀬呂君は、
あっ、と、何かを忘れたかのような反応をし、
私に耳打ちをした。
「爆豪のやつ、好きな人に振られたらしいぜ」
『へっ』
「振られたっつーか、そもそも付き合えるような仲じゃ無かったんだと」
彼女さんと、別れた…？
「意外と繊細だからアイツ、これからも世話してやってくれな」
そう言って、バタバタと走って行ってしまった瀬呂君。
『あ、待って』
急いで片づけをし、
瀬呂君の後を追った。
＊
『瀬呂君…っと、切島君！』
「ン…お、あぁ、どうした？」
「おぉ、Aちゃん！」
『ちょっと渡してほしいものがあって』
麗日さんにお願いします、と伝えて
プレゼントが入った袋を渡した。
「なんで、麗日？」
『あ、っと…かっちゃんが渡しそびれたというか…』
「爆豪が麗日に？なんで？」
『かっちゃんって、意外と照れ屋さんで、
こういうの、直接渡せない性格なんです。』
「…ン…ん？あぁ、おぉ『かっちゃんが彼女さんに伝えたかった事がメッセージカードにも書いてあって、その…』…あ、Aちゃん？」
『はい…？』
切島君が私の後ろを指さし、カタカタと震えていた。
「誰が照れ屋さんだァ？」
うっ、かっちゃん…
『あ、今のはその…』
「俺は彼女なんか居ねぇし、照れ屋でも何でもねぇ」
『そ、そうだよね、ごめんね、でも少しは力になりたくて』
彼女と別れたばかりなのに、
私…"彼女何か居ねぇ"なんて、言わせてしまって…
『う、麗日さん！』
「へっ！？Aちゃん！どうしたん…？」
(ちょ、爆豪くんの目がヤバイ、いよいよ殺されるんとちゃう！？)
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らみそ(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます！他の作品も見て頂いてるんですね…！？嬉しいです(；＿；)待っていただいて申し訳ないのですが、パスワード付きの物は、消そうか迷っているものでして……復活するかどうか分からないものなんです…ﾉω･､） ｳｩ･･･ (2020年8月6日 15時) (
レス) id: b9c138927a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - らみそさんの作品どれも面白くて大好きです！！ちなみになんですが、パスワード付きの作品はどうすれば見れますか？（ ; ; ） (2020年8月6日 1時) (レス) id: b7d34262d6 (このIDを非表示/違反報告)
らみそ(プロフ) - 南雲さん» わぁぁぁ！！！///嬉しいいい！気に入って頂けて嬉しいです！！！これからもよろしくお願いします！ (2020年8月5日 13時) (レス) id: b9c138927a (このIDを非表示/違反報告)
らみそ(プロフ) - Kaimさん» う…///嬉しい…/// (2020年8月5日 13時) (レス) id: b9c138927a (このIDを非表示/違反報告)
らみそ(プロフ) - 名前忘れたよさん» コメントありがとうございます！分かってくださいますか！！！みんなで話してる時のかっちゃん、絶対可愛い…/// (2020年8月5日 13時) (レス) id: b9c138927a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らみそ | 作成日時：2020年7月21日 11時
