言う通り27 ページ27
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「あれ、麗日…？」
「今、爆豪の部屋から出てきたか？」
そんな瀬呂君たちの声が聞こえて
彼女さんの名前は麗日さんなんだと察した。
「珍しい」
「聞いてみる？」
「いや、いいよ、行こう」
かっちゃんの部屋から
出てきたと思われる彼女の後姿を見た途端、足が竦んだ。
『あの、本当に私…』
「いいからいいから、大丈夫」
そう言われ、かっちゃんのお部屋に誘導される私。
―コンコンッ―
「おーい、爆豪〜入るぞ〜」
勢いよく扉を開けた瀬呂君に続き、
上鳴君が中へ入っていく。
「ほら、行こうぜ！」
切島君に背中を押されて中に入る。
「っ、ちょ、はぁ！？」
上半身裸の状態で、慌てた様子のかっちゃん。
「ンでAが居るんだよ」
「てか、何、何で裸？」
「もしや、麗日と…」
ンなわけあるか、風呂だわボケ！
と怒鳴ってはいるが、顔が赤い。
『かっちゃん、ごめんなさい
でも、コレ、渡しに来たの！
麻婆豆腐！』
「………は？」
「「「え？」」」
『かっちゃんのお母さんが家に来てて
私のお母さんと料理してたんだけど…
いつも通りに作っちゃって…
多く作りすぎたって…
それで…』
私も動揺を隠せない。
この部屋で、彼女と＿＿＿
「そ…そんなのの為に…来たんかよ」
『う、うん、ごめんね、迷惑だったよね！
でもお母さんたち飲み疲れて寝ちゃってたから…』
「Aちゃん可愛いかよ…」
「テメェは黙ってろ」
んぐっと、口元を押さえる上鳴。
『そ、それと！かっちゃんのお母さんが、勝己に渡してって！』
「勝己…Aちゃんから呼び捨てされてぇぇ、っ、いでぇ！」
「黙ってろアホ！」
『衣類とか入ってて…』
「チッ」
ババア…余計な事しやがって、と
呟いたかっちゃんは、
Tシャツを着始めた。
久しぶりに見た体には
ゴツゴツとした筋肉が付いていて…
見とれてしまう程。
…いけない…
帰らなきゃ。
『ごめん、お腹…空いてないよね…持って帰るね』
「あ、ちょ！食べる！食べるよな！爆豪！」
「あ"！？」
「皆で食べようぜ！」
「Aちゃんも！」
『え…私は…』
「じゃ！ちょっと、飲み物買ってくるわ！」
座って待ってて、と切島君が言うと
かっちゃんが、俺の部屋だわ、と呟いた。
「はぁぁ…」
『ごめんね』
いや…と呟き
頭を抱えたかっちゃんは
少し寂しそうな顔をした。
「ほんっと…調子狂うわ…」
そう言って、ベッドの端に座った。
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らみそ(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます！他の作品も見て頂いてるんですね…！？嬉しいです(；＿；)待っていただいて申し訳ないのですが、パスワード付きの物は、消そうか迷っているものでして……復活するかどうか分からないものなんです…ﾉω･､） ｳｩ･･･ (2020年8月6日 15時) (
レス) id: b9c138927a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - らみそさんの作品どれも面白くて大好きです！！ちなみになんですが、パスワード付きの作品はどうすれば見れますか？（ ; ; ） (2020年8月6日 1時) (レス) id: b7d34262d6 (このIDを非表示/違反報告)
らみそ(プロフ) - 南雲さん» わぁぁぁ！！！///嬉しいいい！気に入って頂けて嬉しいです！！！これからもよろしくお願いします！ (2020年8月5日 13時) (レス) id: b9c138927a (このIDを非表示/違反報告)
らみそ(プロフ) - Kaimさん» う…///嬉しい…/// (2020年8月5日 13時) (レス) id: b9c138927a (このIDを非表示/違反報告)
らみそ(プロフ) - 名前忘れたよさん» コメントありがとうございます！分かってくださいますか！！！みんなで話してる時のかっちゃん、絶対可愛い…/// (2020年8月5日 13時) (レス) id: b9c138927a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らみそ | 作成日時：2020年7月21日 11時
