言う通り24 ページ24
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後ろでどういう事だよ、と聞こえた気がしたが
気まずさのあまり、その場から逃げた私。
『ハァ…』
午後の授業で、集中できたものは１つもなかった。
『ハァ…』
「溜息つきすぎ。」
コツっと、私の頭を指で押すのは、心操君。
「帰んないの？」
『あぁ…うん、ちょっと一人になりたいかも…』
じゃ、伝えとくよ、と
私の友達に伝えに行ってくれる心操君に
ペコっとお辞儀をする。
『ふぅ…』
誰も居ない教室なんて、久しぶりだった。
昔は良くあって、
取り残された気分になったりしていたんだ。
…でも、そんな気分を変えてくれたのがかっちゃんで。
『はぁぁぁぁぁ…』
酷い溜息の後は、
思い切り、机に突っ伏す。
ブーブー
メッセージを受信したのか、携帯が振動している。
…
それから数十分経ち、
恐る恐るメッセージを
開くと、名前の部分には
かっちゃんの文字が。
『怖いよぉぉぉ』
自分から突き放したくせに
何を今更、と机を叩いたと同時に…
「おい、メッセージぐらい見ろや」
後ろから、声が聞こえてハッとする。
『えぇぇ…かっちゃん…』
未読のメッセージを急いでタップする。
"もう少しまっとけ"
それだけだった…
それだけなのに…
涙が止まらなかった。
彼女より私を大事にしてくれているんだと思うと
胸が熱くなって、ジンジンとしてくる。
「なっ！？何で泣いてんだよ！」
『ううん、来てくれないと思ったから…グスッ』
「送るだけならいいだろ」
『え？』
麻婆豆腐食う必要が無くなった、と
呟くかっちゃんに、胸の奥がぎゅうっと締め付けられた。
「だから、入らねぇよ、家に」
『うん…』
「悪かった」
そう言って、
片手で私の頭を包み込んだかっちゃん。
そのまま引き寄せられ、
彼の胸元に頭がくっついた。
本音は、来て欲しいなんて…
口が裂けても言えない。
ただ、今は
今だけは
かっちゃんに甘えさせてください、彼女さん。
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らみそ(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます！他の作品も見て頂いてるんですね…！？嬉しいです(；＿；)待っていただいて申し訳ないのですが、パスワード付きの物は、消そうか迷っているものでして……復活するかどうか分からないものなんです…ﾉω･､） ｳｩ･･･ (2020年8月6日 15時) (
レス) id: b9c138927a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - らみそさんの作品どれも面白くて大好きです！！ちなみになんですが、パスワード付きの作品はどうすれば見れますか？（ ; ; ） (2020年8月6日 1時) (レス) id: b7d34262d6 (このIDを非表示/違反報告)
らみそ(プロフ) - 南雲さん» わぁぁぁ！！！///嬉しいいい！気に入って頂けて嬉しいです！！！これからもよろしくお願いします！ (2020年8月5日 13時) (レス) id: b9c138927a (このIDを非表示/違反報告)
らみそ(プロフ) - Kaimさん» う…///嬉しい…/// (2020年8月5日 13時) (レス) id: b9c138927a (このIDを非表示/違反報告)
らみそ(プロフ) - 名前忘れたよさん» コメントありがとうございます！分かってくださいますか！！！みんなで話してる時のかっちゃん、絶対可愛い…/// (2020年8月5日 13時) (レス) id: b9c138927a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らみそ | 作成日時：2020年7月21日 11時
