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６−２７ ページ27
ちょっぴりおどけながらも
大事に、真剣に思っててくれるから。
すごく嬉しい。
なんか。安心する…
ジュンスのそばにいると、私は安心する
彼の胸にまたすり寄って
「……じゅんす？私、ここにいると
こうしてると…
安心する…すごく。すごく…。
ありがとう、ジュンス…」
もっと…もっと。
彼の近くに行きたい…
そんなふうに、心が動く
それは…もう…
私はひとつしか手段を知らなくて。
彼の腰に回していた腕を
首に…
少し驚いたジュンスと
一瞬だけ
目を合わせて
その視線を、彼のくちびるへ落とす
すごくカタチのいいジュンスの唇が
少しだけ薄く開いて
掠れるような大好きな声
JS「……A…」
もっと聞きたいけど…
もう無理。
こんな私でも好きでいてくれる？
私からキスすると
途端に
ジュンスの手が私の頬と首を両手ですくうようにホールドして
深くふかく…こたえてくれた
そのまま
押すみたいにソファーに
2人で倒れ込む
私がジュンスを倒したみたいな体勢だ
鼻先をくっつけてキスしながらジュンスがしゃべる
色っぽくて
荒っぽいのに
優しくて…それでいて
ちょっとからかうように。
JS「……A…今日は『シャワー』って
言わないの？(クスっ)」
彼に乗りかかってる感じの私はこたえた
だって
正直な気持ち
「…ムリ。いらない。もうむりー」
一瞬でも。もう
離れたくない
一瞬もーーー。一瞬も。
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作者名：maco | 作成日時：2021年3月20日 16時
