5−36〜JS〜 ページ36
優しく…深いKissで始めた時間。
大事に、大事にしたくて。
繰り返すKissで
流れてくるAの気持ち
ぼくの首に手を廻し
隙間なくくっついてくる
愛しい
顔を見たくて
目を合わせる
Aを見ると
(…あ。)
あの。艶やかな顔…
ぼくに。向けてくれるその顔。
ぼくの。おれのだ。
そんな時
Aが言った
涙声の
ボクへのその言葉と…
Aから伝わる想い…
あの時のぼくと同じ。
なぜだか。『失う』ような
怖さ…?
だいじょうぶ。
ぼくはAを離さない
大丈夫だよ…A
ぜんぶ
全部ボクが、受け止めてあげる
苦しそうなほど
ボクへの気持を見せてくれたキミが
愛しすぎて
想いが。制御できない…
"優しくしたかったのに"
そんな思いを伝えると
Aが
ぼくならいいって……
もう…無理だ…
Aの細くて白い首すじに
Kissをおろしていく
「……っはっ…/// んっ」
聞いたことがない
かわいいAの声に
痛いくらいに反応する
かわいくて、かわいくて。
おかしくなりそうだ
Kissをしながら
全てのものを取り払って
初めてみる
Aに
JS「……かわいい。Aきれいー」
Aは 顔をそむけながら手で隠しちゃうから
そのかわいい手は
ボクと繋いでしまう。
JS「A。こっち……おれだけ見て?A…」……
ぼくも全部脱いで
肌を重ねる
ジュンス…あったかいー
A、寒い?
ううん。ちがう。
しあわせ……
しあわせだよ…
ぎゅって。しがみついてくるA
肌が重なるって
それだけでこんなに満たされるっけ?
気持よくて。
でも止まってらんない
JS「…っ。A。もっとだよ
もっと。
ぼくは……まだまだ足りない」
キミの身体を全部。
いつでも
思い出せるくらい
指で。全てで。記憶させて?
14人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:maco | 作成日時:2021年2月26日 10時