つきあかり ページ10
私に覆い被さってたジュンスが私のその言葉で
にやりと笑って、体を離した
アゴでクイクイっと私をして、ソファーから降りろと促す
私が降りるとジュンスはソファーの座面を手前に引っ張りだす
スライドするように座面が前に出てきて
JS「じゃーん♪」
天然木の枠で囲われてるそのソファーは
パッとみたらベッドになるとは思わない
カリモクみたいなグリーンの生地も気に入って
私があのSHOPで買おうとしてたソファーが
まさにこれだった
でも実際にベッドになったところは見たことがなくて
A「わぁ✨すごーい！！」
テンションが上がる
ジュンスをそっちのけでベッドに上がると
寝っ転がって見る
A「・・・」
天窓の中にお月さまがいた
無言の私に
JS「ずるい！！」
ジュンスも私の横に飛び乗ってきて
寝転がった
JS「・・・」
ネットで見た時に木製フレームなのに
ベッドになるこのソファーが一発で気に入った
喜んだAの横、おれも寝転んだんだ
そうしたらウソみたいにキレイな月が
天窓の中にいて
オレたちを見下ろしてた
JS「！」
お月さまに見惚れてたら
オレの左手の小指に…
Aの指が…触れた
オレの左側にいたA
寝転んだままゆっくり見ると
Aもこっちを見てた
小指の重なってた左手
Aの右手をオレが上から重ねて繋ぐ
左肘をついて半分上体を起こす
Kiss…しようとしてAにかぶさるように寄ると
A「ね。^ ^きれい…ジュンスの肩越しに月が見える…。ジュンス。素敵なプレゼントありがと」
JS「……月じゃなくて…オレ見ろって・・・」
そう言って
オレはAにキスをする
天窓の下 月明かり
月も気を利かせたのか…
ゆっくり愛したあとに2人再び見上げた窓には
もう月はいなくて
腕の中にいたAが言う
A「よかった。見られなかったw」
JS(くしゅん)
A「わー！いけない。風邪ひいちゃう」
JS「早くここで寝れるようにしよう？」
A「///うん♪わかった。シャワー…する？」
JS 「(ニヤ)一緒に？」
A・・・(少し考える…)
JS(は？えッ・・⁈)
Aをからかうつもりで言ったのに
まさかの…Aの含みのある沈黙に
オレの方が慌ててしまった💦
A「・・・ん。っと…きょーはやめとく^ ^
準備するから…わたし先にいい？」
そういうとAはシャツだけ羽織って
スタスタと行ってしまった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 9人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：maco | 作成日時：2023年2月6日 17時
