想いの差 ページ14
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洗面台の前
JS「ぐしゅん」
ジュンスがまたくしゃみするから
私は焦って背伸びをして一生懸命彼の髪を拭く
A「ドライヤーあっちでしよう」
ソファーに座ってもらうと
(ブォー)ガシガシガシ
JS「ちょｯ…！(笑)痛いw わーなんか
ちゅーになった気分w」
急ぐあまりちょっと乱暴になった私のドライヤー
A「ごめんー。でも寒くない？風邪ひいちゃってないかな(泣)ジュンスに風邪なんてひかせたらわたし、世界中のシアペンに恨まれちゃう(泣)」
JS「うはwだいじょーぶ。」(ドライヤーの手を掴んでくる)
JS「どっちかっていうと…まだオレ…元気？だけど？？(にやっ)」
A「！！！」
(ブォー)…ガシガシガシ・・・
JS「うはw痛ーいw」
JS「ねー。今日泊まっ。…」
A「ダメ。」
( ๑⃙⃘｀³´๑⃙⃘)
JS「まだなにも言ってないのに」
A「ダメでしょ。ジュンス明日あるでしょ？」
ドライヤーを持つ手をジュンスに掴まれる
ジュンスが軽くわたしを睨む
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だって。なんで即答するんだよ
まただ。また、オレの方が想いが大きいみたいな
悔しい？いや、不安に似た感覚
つかまえたのに…。やっと。
Aのことも…
オレの本当の気持ちも。
つかまえたのに。
ドライヤーを持つ手を思わず掴んで
Aに自分の気持ちをぶつけるみたいに見た
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掴まれた手が思いの外…ほんとに力があったのと
私に向けるジュンスのその視線が…強い。んだけどね。
なんで？
なんでジュンスが不安…？な？の？？
さっきも。
バスルームでそう感じて。
でもずっと片想いの一方通行だった私は
正直言って
この状況だけでもいっぱいいっぱいで
ジュンスに求められることは嬉しいけど…
正直まだなれない
慣れる日が来るのかもわからないけど…
とにかくジュンスのペースがつかめないでいた…
言葉が少なくて行動であらわすジュンス。
片道の矢印だった時は気にならなかった言葉も
これ言ったらダメかな。とか考えちゃうから
私は言葉も動きも…身動きできなくなってた
A(私のせいで…ジュンスが不安になってるの？)
さっきといい、今といい
まっすぐに拗ねてぶつかってくるジュンスが愛しくてたまらないし
それは私に少し勇気もくれた
私を睨むジュンスを見ながら
ドライヤーをそっと置くと、その掴まれた手を自分と繋いでまっすぐジュンスを見ながら伝える。
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作者名：maco | 作成日時：2023年2月6日 17時
