中身はひつじ？ ページ13
JS「…A・・・」
私の名前が。
極上の名前に聞こえる
ジュンスに名前を呼ばれたその声だけで、こんな…
自分の中がゾクゾクってして アタマの中でリピートされるその声にしびれる
身体がフワッと熱くなるのがわかる
やっぱり…わたしがジュンスに“黒魔術”なんてかけてない
ジュンスの魔術のほーが…何千倍も…///
(や、やばいー！)
恥ずかしいけど
視線を戻してジュンスを見ると
眉間にシワを寄せてるけど、優しい目で…
それでいてどこか少し…儚げな目をしてて。
その
何も身につけていない身体はすごくかっこよくて
『コノヒトノモノニナリタイ』
自分で。スイッチが入ったのを自覚した…
JS「…A・・・」
ジュンスがまた私の名前を呼んでくれる
ほんとに声だけで、『クラッと』しちゃう…
そんなふうに想ってたら
ジュンスはわたしの右手を取ると
自分の胸にその私の手を当てさせた
A(！！！)/// 急にだったからびっくりしたんだけど
JS「ほら…」
ジュンスが伝えたかったことが…
A「あ・・・。」
ジュンスの手が添えられたまま、
ジュンスの胸にに寄せた私の手。
ジュンスの鼓動がびっくりするほど…速くて
わたしはいっきに、彼が愛しくなる
A「ジュンス…」
彼の胸に耳をピタッとくっつけるくらい
思い切り抱きついた
(かわいい。かわいい。ジュンス、かわいい)
背中に手を回す
(ぎゅーっ)ってして
軽く…背中をぽんぽんってした
ギュッとしがみつくわたしのアタマに
ジュンスは頬を寄せるようにしてまた
ギュッてする
愛しくて愛しくて。
“この人のものになりたい” ってそう感じてたけど
今は…
“私が抱きしめてあげる” ってなった
腕の中少し離れて見上げるとすぐそこにある
ジュンスの顔
まるで仔犬みたい
両頬を手で包み込むと
私は背伸びをして
彼にKissをする
ジュンス…好きだよ…だいすき。
少し猫背で
私にされるままのジュンス
私の腰に回っていた彼の手が
私が羽織ってるシャツの裾から入って来て
軽く前を止めてただけだから
そのままバンザイで脱がされる
脱ぎ捨てた後
目が合って…ジュンスがギュッと眉間にシワ寄せた困ったような笑い顔しながら
親指で私の唇をなぞると
首の後ろに手がまわり
ガッチリと…
最初からそれはすごく深く…
どこまでもしあわせで…
結局。
そのままバスルームで…♡
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作者名：maco | 作成日時：2023年2月6日 17時
