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(ピー ガチャ)
玄関にAの靴があって
いつもなら
Aは
わりときちんと揃えて脱ぐのに
『ポイポイ』って脱いだみたいな
その靴が Aの気持ちみたいで
早くAを抱きしめてあげたくなる
リビングからは光も漏れてるけど
Aが来る気配がなくて
JJ「A…あっれー?Aただいまー」
やっぱり先に、ただいま言っちゃうヒョンが
リビングにスタスタと行く。
JJ「Aいないよー?ジュンス」
ボクにはわかるんだ
Aはベランダにいるよ
ボクはソファーにカバンを置くと
窓に寄ってカーテンをそっと揺らす
手摺りに肘を付いて、月を見てるAが
見えた
JJ「…あ。いたー。」
YC「あ。A…」
JJ「なぁ……じゅんす…Aって…
あんな顔もすんの?ほんっと…ふぅー」
JS「( ๑⃙⃘`³´๑⃙⃘)見るな。ダメー」
YC「でたw『ダメ』でも…きれー」
空高くでたお月さまを
見上げる横顔は
ぼく以外誰にも見せたくなくて
隠してしまいたいほど
優しい強さで
凛としていた
ユチョンの『きれー』は
月のこと?だよね?
そう思うことにしとく
ちょっと心配して 急いで帰ってきたボクら。
その
Aの横顔に。
ボクらの方がチカラをもらったみたいだった
(カラカラ)
ベランダが開く音がして
JS「A」 大好きな声……
そっちを振り返る
ジュンス^^
思ってたよりずっと早いから
ちょっとびっくりして。
ジェジュンくんも、ユチョンくんもいるし
「え。お帰りなさい!早かったね?」
ボクらが。そんなふうに思ったことも
知らずに
振り返ったAは
ボクを見ると
『ジュンス!』って
真っ直ぐボクに向けた笑顔は
たまらなく愛しくて
でも
僅かに…不安がある笑顔に
すぐ帰ってきて良かったって思った
「今ね?お月さま見てたんだけどさ?」
ってボクに一生懸命話だした、Aが
すごいかわいい。
それに…
月を見ながら感じていた、ボクの話し…
あの横顔……
ボクを想ってた?の?
考えるより先に身体が動いて…
ぼくはAを強く引き寄せた
びっくりしたAが
腕の中…ボクを見上げるから
ボクはそのまま
Aにキスをした……
嬉しい……うれしいよ
いつからか…ヒョンとユチョンはベランダにいなかったから
後ろからAを抱きしめて 少しだけ
ボクらは2人で月を見てた…
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作者名:maco | 作成日時:2021年7月22日 12時