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電話を切って帰ろうとしたのに
JS「じゃあ、おうちに着くまで話そー
♪」
電話を切らずにこのまま行けと言うジュンス
JS「歩いてますかー？TAXI乗ってくださーい。」
A「だいじょーぶだよ。まだ電車あるし。」
JS「だめだめだめー！こんな時間に女の人が危ないでっす。ハイ、TAXI乗ってぇ」
ジュンスがどうしても心配するし
私も
ジュンスと電話を繋いだままが良かったから
言われるまま、通りにでたらタクシーに乗った。
行き先を伝えて
電話に戻る。
ジュンスは
何も聞いてこなかった
どうして1人でまだ外にいたのか
何かあったのか
なーんにも。
ただただ
私たちはいつもの通り他愛のない
お互いの話をして
たまに
ジュンスが、試してみたい日本の心理ゲームを言って
私を試してみたり
いつのまにか
ぐちゃぐちゃだった私の気持ちは落ち着いて
笑ったりもできて
タクシーを降りる時には
運転手さんに
「電話、彼ですか？いい顔してますよ」
なんて言われるほど
JS「着きましたっかー。じゃあおうち入って鍵しめてぇ
ガチャンってもう一個のあれ…
なんって言いますか？あれ。ガチャンってやつ。」
？？？(笑)
「チェーン？」
JS「そそそ。チェーンしてぇ。それから切りまっしょ、電話」
大丈夫なのに(笑)
でも。
こんなふうに心配されたり
こんなふうに
女の子のように言われたことがないから
胸の真ん中が ふわっと
暖かくなる
嬉しいな。って 思ってる
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作者名：maco | 作成日時：2020年10月6日 15時
