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それまでも
弟のように可愛がっていたつもりだけど
いつからか
無邪気な中に
プロとしてのプライドがしっかりあるところ
『真ん中』があること
わりと男らしいとこ
そのギャップに惹かれる私がいた
一緒にいると 楽しくて
いっぱい笑えてて
それを恋愛感情とまでは
結びつけてはいなかったけど
トオルとのことがあって
そういう感情を深く考えないようにしていたのは事実
トオルは…あのことをどう思ってるんだろう。
私とはどうするんだろう
今日
話すつもりだったんじゃないの?
私は、どうしたい?
このまま…ならばこのままいくの?
そんなのは許されない
トオルがどうこうじゃない
自分の気持ち。
自分と向き合わなきゃいけない
3人の前で
私の「彼氏だ」って言ってるトオル。
それはこの先も続くの?
信じていいの?
トオルとの未来に
自分に迷いがなかったのに
今は信じることが難しい…
3人と別れて
トオルと2人になる
トオル「A…あのさ……」
口調から嫌な予感がする
A「終わり…ってことだよね。うん。
うん…
だいじょーぶ。わかってるよ」
振られるのはあまりにみじめで
自分から さよならって 強がりたかった
トオル「いや…おれはっ 俺は終わりにしたくないんだ。Aと一緒にいたい。」
A「…………。じゃあ、婚約の話は無しにできるの?」
トオル「いや。いや…それはできなくて…」
え……。。
それって。
私と別れずに、このまま進むってこと?
私は
そういう存在にするってこと?
ショックだった
振られるよりもずっと
ショックで
A「サイテー…最低だよ(涙)」
泣きたくなかったのに
あまりにも悔しくて
乗ってた 車から飛び出した
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作者名:maco | 作成日時:2020年10月6日 15時