検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:75,436 hit

路地裏 ページ8

『あの…カルマ君』



カルマ君は私を睨みつけると





ドンッ!!!!!!







私の手首を掴んで



壁に押し付けた









「あんた何考えてんの?」



「夜に男だらけの電車に乗る奴とかいる?」





すごく怒った顔をして。
私を見ている。







『痛…っ』








カルマ君の手首を掴む力が強くなる




怖い。




だんだん足に。




身体全体に力が入らなくなる。








「学校でも無視ばっかでさ〜」


「なに〜俺がそんなに嫌い?」








私は視線を逸らす





ムッとしたカルマ君


どんどん掴む強さが増す。








「それとさ〜あんた杉野の事が好きなわけ?」







その一言で我に返る




『違っ…私はっ!』







「好きじゃん絶対」





好きなわけない。




私はカルマ君が好きなんだよ?




どうして伝わらないの?


なんでそんなこと言うの??




ただ悲しくなる。






「俺のこと嫌いでしょ?」





嫌いなわけない…





そんなのありえない…






むしろ好きなのに…。









でも…








叶わない







どうして好きでもない子に









ここまでできるの?









ここまでカルマ君を傷つけたのに…









私の目から涙が流れた








私を見て




カルマ君は手の力を弱め


手首を離した







私は解放されて力が抜け


地面に崩れ落ちた









「俺と付き合って」









今なんて…?





突然の告白




「あんたの事…ほっとけないんだよね」




しかも大好きな人から




カルマ君は私の前にしゃがみこむと





私と視線を重ねる。







そして優しく私の涙を拭って









私にキスをした









唇を離してカルマ君は





「本気だよ」




そう言った。






『私はカルマ君のこと…好きです。』






カルマ君はニコッと笑うと私の頭を撫でて







またキスをした








あのキスは私のファーストキスだった

そして私達は付き合った。

電車→←路地裏



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
55人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

AkabaneNagisa.(プロフ) - ありがとうございます! (2016年3月28日 13時) (レス) id: 47003851c4 (このIDを非表示/違反報告)
洸太(プロフ) - 頑張れ (2016年3月28日 5時) (レス) id: 47003851c4 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤すー(プロフ) - おう (2016年3月21日 2時) (レス) id: 89477c338a (このIDを非表示/違反報告)
斎藤すー(プロフ) - 打ち間違え激しすぎるとか気にしたら負けなww (2016年3月21日 1時) (レス) id: 89477c338a (このIDを非表示/違反報告)
斎藤すー(プロフ) - 沖田夏夜さん» 割マジでそれなww (2016年3月21日 1時) (レス) id: 89477c338a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:いつか。 | 作成日時:2016年3月20日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。