【赤羽業】守るために強くなる。1学期

約束 ページ49

赤羽side


渚君と話も終わって



俺はボーっと鈴の隣で夜空を見上げる



『い、痛っ…カルマ君…？』

「目覚めたんだ」

『うん…ずっと居たの…？』

「それよりさ〜体大丈夫？」

『私も馬鹿だよね…』

「なんでそう思うの？」



鈴は痛々しい体を起こす



『だって…自分から殴られに行ったもんだよ…』

『でもね…あんな姿見たくなかったの…耐えられなくて…』

「あんたのそういうとこ…俺好きだよ」

「誰も馬鹿になんてしない」

『カルマ君…っ』




ホントに泣き虫だな…鈴は




『正直ね…っホントに怖くてっ…死ぬんだ私って思って…っ』

「俺が勝手に死なせる訳ないじゃん」

『うんっ…！』



鈴に笑顔が戻る


『カルマ君！見て！すごく星が綺麗だよ！』


上を向くと空いっぱいに星が見えた


『うわぁ〜綺麗だな〜！』


輝く鈴の笑顔


俺は鈴の頬を触れ





そのままキスをした

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