【赤羽業】守るために強くなる。1学期 (ページ43)

今日:11 hit、昨日:0 hit、合計:75,444 hit

素手ページ43

「良い顔だ少年戦士」

「お前とならやれそうだ」

カルマ君は蹴りを入れる

「ん！」

カルマ君のひざが足に当たりバランスを崩す

カルマ君はチャンスを逃さぬと掛に行く

シュッ―

ガスの音

カルマ君がガスに包み込まれる

ちょっと待って…

カルマ君…

『！』

倒れかけるカルマ君の髪を掴む

「いっちょあがりぬ」

『嘘…』

「汚ねぇーぞ！！」

嘘

カルマ君

カルマ君の頭を掴みあげる

やだ！

『やめてっ…！！！』

「よせ！」

寺坂君に腕を掴まれる

『やだ！離してよっ！！カルマ君なんで！？まだ私なにも言ってないよ…！？カルマ君…！？』

溢れる涙

その時

シュー

ガ、ガス…？

カルマ君の手にはガス噴射の機械

え…？

カルマ君…？

「なんだ…と…」

「奇遇だね～二人とも同じこと考えてた～」

『カルマ君・・・』

押さえつけてからガムテープで縛る

カルマ君は私の前に立つ

「誰が置いていくなんて言った～？」

そう言って引き寄せられる

「ごめん」

「水野は親の知り合い…花火大会は水野のことで行けなかったんだ…ホントにごめん」

『私も…なにも知らないのにっ…ごめんなさい。』

なんでだろ…

頭がクラクラして

体が熱い

「鈴…なんか顔真っ赤だし体熱いよ？」

『は、恥ずかしいだけ』

「ふーん」

もしかして…

私…

予感は的中した