【赤羽業】守るために強くなる。1学期

ミッション ページ42

「めちゃくちゃ堂々と立ってやがるぜ」

「あの雰囲気…」

「あぁ…いい加減見分けがつくようになったは・・・」

「どうみてもやる側の人間だ」



ガシャン


『！？』


「つまらぬ足音を聞く限り手ごわいと思える者が一人も居らぬ」



「出てこいぬ」


ぬ？


ぬってなに？


「ぬ多くね？おじさん」


カルマ君…


ぬをつけるとかっこいいか…


カルマ君なにをする気？

「その気になれば頭蓋骨も握りつぶせるぬ」


寒気が襲う


「ボスと仲間を呼んで…ガシャンッ！！」


『カルマ君…！！』

「ね〜、おじさんぬ」

「意外とプロって普通なんだね」

「ガラスとか頭蓋骨なら俺でも割れるよ？」

「てゆうか…ソッコー仲間呼んじゃうあたり」

「チューボと対面張るのも」

「怖い人？」

殺せんせーがつぶやく

「あごが引けている今までの彼なら余裕をひけらかして」

「あごを突き出し相手を見下す構えをしていた」

「でも今は違う」

「口の悪さは変わりませんが目はまっすぐ油断なく」

「正面から相手の姿を観察している」





カルマ君は相手の攻撃をすべてかわしてる



私には怖さと不安があった


お願い無事で


二人の動きがとまる

「ん？どうしたぬ攻撃しなければ永久にここを抜けられぬぞぬ」

「どうかな〜？あんたを引き付けるだけ引きつけといてその隙にみんながちょっとずつ抜けるのもありかと思って…」


「安心しなよ」

カルマ君の声が低くなる

「そんなこすいことはなしだ」

「今度は俺から行くからさ」

手を鳴らすカルマ君

「あんたに合わせて正々堂々素手の怠慢で決着付けるよ」

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