【赤羽業】守るために強くなる。1学期

体育 ページ20

「視線を切らすな」

「ターゲットの動きを予測しろ」



「全員が予測すればそれだけ奴の逃げ道を塞ぐことになる」




私の相手はひなたちゃん





お互い体操部出身だから烏間先生からは良いパートナーになるそう言われてる








キーコーンカーンコーン








「いやーしかしあたらん」



「隙なさ過ぎだせ烏間先生」



「せんせー放課後みんなでお茶してこーよ」



「あぁ誘いは嬉しいがまだ仕事が残っていたな」








「ようっ烏間」



「鷹岡」








鷹岡…？







新しい先生かな？







「やあっ今日から烏間を補佐してここで働くことになった」


「鷹岡明だよろしくなE組のみんな！」






何であんな荷物持ってんの？









『うわぁ〜おいしそう』


「めっちゃうまそうじゃんこのケーキ」


「いいんですか？こんな高そうなの…」


「おうっ！食え食え俺の財布を食うつもりで遠慮なくな！」


「よくこんな甘いブランド知ってますね」


「まぁぶっちゃけラブなんだよな」




「砂糖がよ」





と言って目を輝かせる






「でかい図体して可愛いな…」




「あはははははっっ」

「なんか近所の父ちゃんみたいですよ」





確かに…





でもこのケーキおいし〜





「えへへへ、いいじゃねぇか父ちゃんで」




「同じ教室にいるからには俺たち家族みたいなもんだろ？」

体育の悪魔→←大切さ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す