百十話 分裂した ページ33
それが鬼だと理解した私は、反射で床を蹴った。
("氷の呼吸 肆ノ型 霜天の囀り"！)
「ヒィィィ！！」
速い…避けられた…！
「やめてくれぇ…いぢめないでくれぇ……痛いぃいい…！」
鬼はとても怯えている。
でも、確実に上弦の鬼…！
「"ヒノカミ神楽 陽華突"！」
私が攻撃して、すぐに炭治郎さんが鬼に向かって突きを繰り出すがまた避けられる。
だが、その後体が大きくなった禰豆子さんが鬼を蹴飛ばし、時透さんが素早く鬼の頚を斬り落とした。
「ヒィィィ！斬られたああ！」
(えっ？上弦だと思ったのに…意外と早く頚が斬れた…)
おかしい。
上弦の鬼ってこんなに弱いものなのか？
(何か……まだ終わっていない気がする…！)
すると―――
「時透君、咲雪ちゃん！油断しないで！！」
と、炭治郎さんが叫んだと同時に、
「…！」
分断された頭には体が、胴体には頭が生えた。
要するに、分裂したということだ。
「後ろは俺が！！」
私はうなずいて、時透さんと一緒に扇を持った鬼に向かって行った。
(やっぱり終わらなかった…！厄介なことになる前に倒さないと…！！)
そうして刀を振りかざした時、
「フオッ」
鬼が扇でこちらを軽くあおいだと思ったら……
「っ！！！」
「！！！」
「バキャッ！！」
ものすごい風が巻き起こり、私と時透さんは外に吹き飛ばされた。
建物がどんどん離れていく。
「咲雪！！」
時透さんが手を伸ばした。
私も同じように手を伸ばすが、
「…！！」
あと少しのところで届かなかった。
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ねぎとろ丸(プロフ) - 黎音さん» あ、ただの誤字ですね(-_-;)ご指摘ありがとうございます。今まで修正できてなくてすみませんでした。 (2021年2月13日 18時) (
レス) id: 0f7aa38795 (このIDを非表示/違反報告)
黎音(プロフ) - 炭治郎との再会だと思うのですが、再開何を再び始めるのでしょうか (2021年2月13日 11時) (レス) id: 9cf40aceea (このIDを非表示/違反報告)
ねぎとろ丸(プロフ) - ルリーナさん» ありがとうございます( ;∀;)お優しいですね…ありがとうございます(二度目)これからも頑張ります！ (2020年9月27日 9時) (レス) id: 504f2e69b8 (このIDを非表示/違反報告)
ルリーナ - 毎日楽しみにしています頑張ってください。でも無理せずご自身の体を大事にしてください (2020年9月25日 21時) (レス) id: 18617ecf20 (このIDを非表示/違反報告)
ねぎとろ丸(プロフ) - 未桜さん» コメントありがとうございます！最高だなんて、とても嬉しいです！これからも頑張りますので、今後ともよろしくお願いいたします！ (2020年9月22日 19時) (レス) id: 504f2e69b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねぎとろ丸 | 作成日時：2020年8月4日 18時
