驚愕 ページ5
「え」
ピシリ、と文字通り石のように固まった。いや、もう石本体なんじゃねえかってレベルで。
オレもしかして相当やばいこと聞いているのでは？？ていうか、聞いてるよなこれ。急に同級生から「お前の兄貴って耳弱い？」なんて聞かれるなんて、相当な恐怖である。
オレだったら素直にドン引く。
「あー、わり、変なこと聞いちまった。気にすんな」
「…」
歯切れの悪い言葉を紡ぐと、目を見開いたままのマッシュが、シュークリームから口を離し、オレをじっと見つめる。
なんだこれ。口端にクリームをつけたまま睨まれているのか、オレ。まあそりゃ睨むよな！！あーなんで弟に聞いちまったんだクソ天啓がよ！！
しばらく気まずい沈黙が続いたが、マッシュの「もしかして」という声で、沈黙が破られた。
「僕たち兄弟の弱点探しってやつ…？」
「へっ！？」
「言っときますが、簡単に教えるわけにはいかないですぜ。これは国家機密なんで。」
なんかわかんねえけどドン引かれたわけじゃなかった！！良かった〜〜〜！！
「おうごめんな！！」とシュークリームを持っていない方の手を両手で握る。
「えっ」と困惑の表情を浮かべるマッシュだが、オレとしちゃ気味悪がられていないことが何よりも嬉しい。マッシュが鈍感で世間知らずで良かった！！
「…さっき言ってたのって、冗談？」
「え？ぁいや、全然、冗談ってわけじゃねえよ？」
「マジで聞いたけど」と付け足すと、「あ、マジなんだ」と返される。「別に言わなくていいぜ？」と清々しい気持ちで言うと、「うーん…」と顎に手を添える。
「…てか、なんで耳？」
「お前マーガレット・マカロンとの戦いで「あふん…」って言ってたろ？だから兄貴もそうなんじゃねえかと。」
「うっ………Aは、どうだろ…」
マカロンとの戦いに良い思い出がないのか、顔を顰めたが、うーんと思い出そうとするマッシュ。少しすると、「あ。」と思い出したようにオレを見た。
「そういえば前、耳に息ふーってした。」
「何してんのお前ら兄弟」
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みんちょ - 最高！！！！！もっとやっちゃえ！！ドット君んん！！！！ (3月29日 13時) (
レス) @page8 id: 0797d1e760 (このIDを非表示/違反報告)
ありさん(プロフ) - 大好きですほんとにもういつも素晴らしい作品を書いてくださりありがとうございますこれからもずっと応援してます！！！！！ (2月25日 9時) (レス) id: d57e220c95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らんぬ x他1人 | 作成日時：2024年2月25日 8時
