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「ほっ、本日は大変、お日柄もよく…」
「隠れるとは小癪な真似をするものだ、意味なんぞないと言うのに。」
ひぃ駄目だ、神覚者って人の言葉遮る人多すぎる。オレ最高に病みそう。
つくづく馬鹿だな、としゃがみ込むオレを見下ろし、オーター・マドルさん(以下オーターさん)はこぼした。
「え…や、あのっ」
「あの、Aになんの用ですか？」
すっと目の前に庇うように出された腕に、はっと我に返った。マッシュが神覚者を前にしても恐れをなしてないことはわかってた。でも、ここまで淡々と返せるのかよ。オーターさんはふぅ…と一息つくと、ブリッジを中指で押し上げる。
「用も何も、お前が1番分かっているはずだ」
「え…ボクが？」
まずい、と直感的に脳が理解した。
多分だが、オレが魔力も分けることが知られてしまったのだろう。治療もできて魔力もわけれるなんて、我ながらやばい。いや、それにしても、どう考えても早すぎると思う。もしかしてあの場を誰かに見られていた？いや、今はそれどころじゃない。
ランスさんもわかってしまったのだろう。オレにアイコンタクトで「止めろ」と伝えてくる。どうしよう、マッシュは重大さをしらない。
マッシュははっとしたように口を押さえ、「…わかりました」と言葉を漏らした。そして、オレが「待て」と声を発そうとした瞬間、「えと、」と視線を彷徨わせた。
「Aが……Aがっ、ぼぼぼボクに、ちゅ…、ちゅーした件……ですよね、」
「……は？」
オーターさんだけじゃない。ドットの声も重なってた。もっと言えば、聞こえる範囲の人間全員声に出してないだけで心の中で思っている言葉であろう。ランスさんですら唖然としている。
オレはというと、「あ、待ってマッシュそれ以上は駄目」と裾を引っ張ることしかできなかった。
だが、マッシュの口は留まることを知らない。
「いや、あれはボクが悪いので、Aを怒る必要はないっていうか、仕方なかったというか…むぐ、」
「マッシュこれ以上はマジでオレの名誉に関わるから駄目！！」
もじもじとしながら爆弾をぶち落としていくマッシュの口をいよいよ止めた。
「なんで」ともごもごと横目にこちらを見たマッシュは、曇りのない悪意0%の瞳で見つめてきたが、今はその目線がズバズバと突き刺さってきている。
「……お前には、聞くことがまだまだあるようだな。」
…………駄目だ。見逃してはもらえないっぽい。
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人間 - 好きです！応援します!!!! (3月31日 23時) (
レス) id: 89c49f19f9 (このIDを非表示/違反報告)
みんちょ - えええ、いや、めちゃくちゃええ。……なんやこの満足感は……マッシュ君もっとやっていいよ(？) (3月27日 23時) (レス) @page28 id: 0797d1e760 (このIDを非表示/違反報告)
むぎちゃ(プロフ) - えってぃだ……！！ (3月4日 3時) (レス) @page23 id: cc2beb923e (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 男主、受け攻めとかありますか? (2月18日 11時) (レス) id: b90a85c5d8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ - 題名に釣られて来ちまったよぉ…なんでこんな神作思い付くんです？？続き楽しみに待ってますっ！！あとこれって原作のどこらへんで起きてる話ですか？ (2月14日 9時) (レス) @page12 id: b02cacdca3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らんぬ | 作成日時：2024年2月11日 23時
