フィン・エイムズと謎の現象の正体 ページ24
「ららららランス君お願いボクを見捨てないで！！！」
「歩きにくいから邪魔といっただけだ」
離れろ、と肩を押されるが、その倍の力で腰にしがみつく。
だって怖いんだよ！！変な魔物は思ってたよりゴツいし怖いし、たまに肉食植物とかいて叫び声聞こえてきて怖いし！！
「もう嫌だみんなどこにい______っ！？」
「！？ なんだ、あの光の柱…！」
突然、ボク達が行こうとした方角の森の中から、太く高い光の柱が立ち昇った。え、え、と涙目になるボクとは対照に、ランス君は「あれは…！」とはっとしたように声を上げた。
「Aの魔力…！あんな魔力量、見たことがない…！」
「え！？」
なんでみんな一瞬で誰の魔力かわかるの！？という疑問はさておき、どうしてあんな魔力が出てきたの？マッシュ君とペアだよね…？なにか大変なことでも起きたのかな…？
そう考えていると、続いて、ドスゥン…と地響きが聞こえる。いよいよ本当にやばいのでは！？
ど、どうしようと狼狽えているボクにランス君は一言、「行くぞ」と力の抜けた腕から抜け出し、走り出す。
「え、ちょっ…！？置いてかないで！！！」
＊
「はぁ、はぁっ……ランスく、速すぎる…！」
「もう少し…ここだ、」
葉っぱと枝をかき分けて進むと、開けた場所に出た。
すると、横たわった巨大な魔物の近くに、拳を構えたマッシュ君がいた。
マッシュ君は出てきたボクらを見て、「あ、フィン君とランス君」といたって普通に答えた。
「お前、ここでなにがあった」
「え、いや、ザリガニぶっ飛ばしてました」
「そんなものは見てわかる、その他のことだ」
「んー…あ、シュークリーム取られそうに」
「そんなことはどうでもいい」
「えぇ……」
問い詰められているマッシュ君を尻目に、キョロキョロと辺りを見渡すと、ぶつぶつとなにかが聞こえる。
「誰だ？」と探すと、木の根本に誰かがしゃがみこんでいる。
「やったやっちまったマジでやらかしたこれだけは絶対やらねえしやってらんねえと思ってたのにまさかこんな簡単に行われるとか意味わかんねえし本当もうこれからの生活終わった事故だってすみません本当もう土下座でもなんでも…」
「うわうわうわなになに」
顔を覆い隠していたその人は、気づいて顔をあげる。
それと同時に、ぐわんぐわんと揺らされていたマッシュ君が言った。
「Aにちゅーされて、怪我治してもらってました」
「………………あ゛？」
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人間 - 好きです！応援します!!!! (3月31日 23時) (
レス) id: 89c49f19f9 (このIDを非表示/違反報告)
みんちょ - えええ、いや、めちゃくちゃええ。……なんやこの満足感は……マッシュ君もっとやっていいよ(？) (3月27日 23時) (レス) @page28 id: 0797d1e760 (このIDを非表示/違反報告)
むぎちゃ(プロフ) - えってぃだ……！！ (3月4日 3時) (レス) @page23 id: cc2beb923e (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 男主、受け攻めとかありますか? (2月18日 11時) (レス) id: b90a85c5d8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ - 題名に釣られて来ちまったよぉ…なんでこんな神作思い付くんです？？続き楽しみに待ってますっ！！あとこれって原作のどこらへんで起きてる話ですか？ (2月14日 9時) (レス) @page12 id: b02cacdca3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らんぬ | 作成日時：2024年2月11日 23時
