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ページ14

「れ…っレイ、ン……せんぱ、い……??」



震えながら、オレが拾った音を確認するように、ゆっくりと発音する。
こくり、と無言で頷いたレイン先輩は、「それでいい」とゆっくりと離れていく。
だが、壁ドン状態は解かれない。


「れ、レイン先輩」
「あ?」
「ひっ、あ、や…えと……」


怖い。呼んだだけなのにえぐいくらいオラついた返事返ってきた。もう泣こうかな。


「す、すみませんオレそろそろ、」
「A___…あれ、レイン君だ。」


「……え、なんでマッシュが。」



バゴンッと何かが外れる音とともに、少しずつ聞きなれ始めた声が響きわたり、マッシュが登場。
幸い人もいなく、先生が出払っているので、不幸中の幸いとでも言うべきか。


「なんでここが…てかなんでここに。」
「いや、ランス君に探せって言われて…一応来たけどこれは……」


じっと見つめられ、「あっそうだ今一番見られちゃいけない瞬間見られてた」と気付いたが、もう遅い。
どうやって言い訳をしよう、なんて考えていると、「なるほど」とぽん、と手を叩く。



「これが“今はお楽しみ”ってやつですな。」

「………えっ?」
「………あ”?」


「失礼しま」
「まてまてまて何をどこにどう伝えてどうするつもりだ!?」


ダッと壁ドンから抜け出し、扉が外れたドア枠から出ようとするマッシュを止める。「え、これ違うの?」と首をかしげるマッシュに、頭痛すらしてくる。どんなことになったらこうなんの。


「とりあえず、マッシュはこれ持ってランス……さんのとこ戻って!オレはまだれっ……レインせ、先輩のとこに用ある?っぽい、から……」

「なんでさっきから無理に敬称をつけようと?はずせばいいのに」

「外したら!!死ぬ!!オレ!!」

「なぜカタコト」


「まあいいや」と抱えた本を持ってよたよたといなくなった。と思ったら、すぐにひょこっと顔を出し、「レイン君、」とレイン先輩を呼んだ。



「いくら先輩でも、もし変なことしたら…ボク、怒りますから。」
「心外だな。」

「大丈夫だってマッシュ、流石にぶち殺されることはないはず」
「……A、心配。」
「うっそお…」


心配すんなって言ったら心配された。悲しいって。

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人間 - 好きです!応援します!!!! (3月31日 23時) (レス) id: 89c49f19f9 (このIDを非表示/違反報告)
みんちょ - えええ、いや、めちゃくちゃええ。……なんやこの満足感は……マッシュ君もっとやっていいよ(?) (3月27日 23時) (レス) @page28 id: 0797d1e760 (このIDを非表示/違反報告)
むぎちゃ(プロフ) - えってぃだ……!! (3月4日 3時) (レス) @page23 id: cc2beb923e (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 男主、受け攻めとかありますか? (2月18日 11時) (レス) id: b90a85c5d8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ - 題名に釣られて来ちまったよぉ…なんでこんな神作思い付くんです??続き楽しみに待ってますっ!!あとこれって原作のどこらへんで起きてる話ですか? (2月14日 9時) (レス) @page12 id: b02cacdca3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らんぬ | 作成日時:2024年2月11日 23時

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