天才×アイドル=… (ページ29)

今日:6 hit、昨日:7 hit、合計:11,043 hit

#62の続き　2023/4/27更新のつもりが9/19になりました… ページ29

「はい、ということで、もうすぐ終わりの時間なんですけど…ね、色々メディアがざわついてるということでもうちょっと喋らせていただくんですけど、まだ今年いっぱいは乃木坂としての活動を続けさせて頂きますし、コンサートを始めいろいろ感謝を伝えられるような機会もたくさんできるようにしていけたらなって思いますので今後もよろしくお願いします！この時間のお相手は、大島朱乃でした！、受験生のみんな！試験頑張ってね〜！」

「はぁっ…」

いろいろ荷が降りてあのときのように倒れてしまいそうだったが、とりあえずベッドにはつかなければならない。

翌日は試験ということもありラジオ局の仮眠室を借りていたので、少し寝てからまた勉強することにしたのだが……

「だめ………」

全然寝れない。

理由は鳴り続けるSNSの通知音……だけではないはずだ。間違いなく、不安を始めとする負の感情が私を襲ってきていた。

そのまま、全然寝れずに時間だけが過ぎていっていたその時。一本の電話が。アルノからだった。電話に出ようとスマホを手に取ると、時間は6時を指していた。
大島「もしもぉし」
中西「おはようございます。何時間寝ました？」
大島「まだ一睡もできてない」
中西「えっ！？それはすみません」

大島「大丈夫だよ、どっちにしろ起きなきゃいけない時間だったし。それで？なんの用事？」
中西「あ、えーと…何で言ってくれなかったんですか」
大島「……」
中西「なんで…？」
アルノは電話越しに号泣していた。

大島「アルノに言ったら仕事できなくなっちゃうでしょ？知ってるんだよ私に依存してるの」
中西「…できますそのくらい、」
大島「はいはい、朝からそんなに強がらないの」
井上「…だって…」
大島「え、なぎもいるの…？」
井上「はい…」
大島「ほら！ふたりともミーグリなんだからちゃんとする！」
二人「うん…」