【NARUTO】茜色の暗部＜２＞

＜平和ボケ＞ ページ32

「…………僕にとって忍になりきる事は難しい。

出来るなら君達を殺したくないし………君達に僕を殺させたくもない……

けれど君達が向かってくるなら………僕は刃で心を殺し忍になりきる。

この橋はそれぞれの夢へと繋がる戦いの場所。

僕は僕の夢のために。君達は君達の夢のために……恨まないでください。

僕は大切な人を護りたい…その人のために働き、その人のために戦い、その人の夢を叶えたい…

それが僕の夢。その夢のためなら僕は忍になりきる。あなた達を殺します」



中の様子はわからずとも伝わってくる


お面の子の狂気


そしてその覚悟



「サスケくん！ナルトォ！そんなやつに負けないで！！」


「やめろサクラ。あの２人をけしかけるな！…たとえ万が一あの技を破る方法があったとしてもあいつらにあの少年は倒せない」


「ど…どーゆーことよ？」


「……あの２人には…己の心を殺し人を殺める精神力はまだないってことだよ」


「………お前らみたいな平和ボケした里で本物の忍びは育たない…

忍びの戦いにおいて最も重要な殺しの経験を積むことが出来ないからだ…」



平和ボケした里…か……



「……確かに今の時代忍びの戦いは多い。けれど戦いなんか少ない方が良いに決まってるし誰も傷つかないで済むならそれが一番だと僕は思ってる」


「…夕凪のガキ……何が言いたい」



きっと僕の発言が気に食わなかったのだろう


微かな殺気を出しながら僕を睨む再不斬



「…まだわからないの？貴方がいうそんな平和ボケした里にも……

皆が平和にすごせるようにと裏で動いてる人間はいるってことだよ。

少なくとも僕も……そのうちの１人だ！！」



右眼に力を込める



「千里眼」

＜濃い＞→←＜あと一手＞

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す