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-八乙女side-



「ゆーてぃ、うるさいよ。」

そう言って入ってきたのは、可愛い顔して毒舌な知念。

「知念、今日は体操部ないの?」

「うん、ないよ。」

知念は体操部のエースで、あまりうちには顔を出せない。



「あれ?涼介は?」

「山田?まだ来てないけど。」

「え?もう、先行ってるって言ってたくせに!」

「え、山ちゃんなら裏門で女の子と……。」

圭人の言葉を聞いた途端、急いで出てった知念。

知念曰く、『涼介は僕の所有物』らしい。

多分、山田がいなきゃ軽音部なんて入ってないだろうな……。

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作者名:乙華 | 作成日時:2015年12月11日 13時

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