【完結】もしこの世界が終わるなら【/黄/赤/】

もし世界が終わるなら。9 ページ10

莉犬side


莉犬｢るぅとくん。俺さ、Aの為になることっていったら、今まで通りに生活することだと思う｣




るぅと｢…｣




莉犬｢だから、今日から俺たちだけでも普通にしようよ。犯人探しとかしないでさ｣




るぅと｢…なんでですか｣




莉犬｢え？｣




るぅと｢Aの人生を奪ったやつが憎くないんですか！｣




莉犬｢っそんなの！｣




るぅと｢僕は憎くてたまらないです！Aは何も悪くない！むしろいい子だった！なのに｣




莉犬｢そんなの俺も分かってるよ！俺だって本当はAを殺したやつを今すぐにでもぶっ殺してやりたい！｣




莉犬｢でも！そんなことAは望んでいない！｣




るぅと｢…それは…！｣




俺もAともっといたかったよ…




こんなに突然いなくなるなんて思ってなかったよ…




戻ってきて欲しいよ…


.☆.｡.:.+*:ﾟ+｡ .ﾟ･*..☆.｡.:*・°.*･ﾟ .ﾟ･*..☆.｡.:*・°.*･ﾟ .ﾟ･*..☆.


＿ニュースから１ヶ月後＿


世界は終わらない。そのニュースは誰も信じなかった




あれからさらに町は荒れて…




今日は世界が終わるといわれた日




特に人が狂っている




｢あははははwww｣




｢もう終わりだ！wwカウントダウン始めるぞ！ww｣




｢今日ですべて終わりだ！あばばばばww｣




るぅと｢…｣




｢あと1分だ！頑張るぞー！ww｣




莉犬｢…｣




終わらないのに




何回も言ったのに




｢きた！ついに終わるぞ！ww｣




耳を傾けなくて




｢3！ww｣




うるさいと言って




｢2！ww｣




都合のいいようにして




｢1！ww｣




…ほら見ろよ




｢え…俺ら…生きてる…？｣




｢生きてる…生きてる…私たちはまだ生きてるぞー！！｣




｢やったー！！｣




…手のひら返して

もし世界が終わるなら。10→←もし世界が終わるなら。8

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す