【完結】もしこの世界が終わるなら【/黄/赤/】

もし世界が終わるなら。5 ページ6

おはようございます。




今日はるぅりーぬが遊びに来るってことで、迎える準備をしています。




といっても最低限のしか出来ないけど




ピンポーン




『はい！入ってどうぞ！』




るぅりーぬ｢おじゃまします｣




『ごめんね、お菓子とかなくて…』




お母さんとお父さんが食い散らかしたから




るぅと｢全然大丈夫ですよ｣




家は荒れていて笑顔を見せてくれることの無くなった両親




そんな私にとって2人といることは救いになった。




『水持ってくるから待ってて』




莉犬｢いいよいいよ、｣




『いや、一応お客様だからw』




るぅと｢分かりました｣




下に降りると、物音が全くしない




リビングにはお母さんもお父さんもいなかった。




外で好き勝手してるのかな




あんなになっちゃったけど、まだお母さんとお父さんのこと好きなんだな。




お茶っ葉を取りに行く。




あ、裏口の鍵あいてる




どうせお母さんかお父さんがここから出ていったんでしょ




鍵くらい閉めてほしい




お茶を入れ、再び部屋へ向かった。




『お茶持ってきたよー』




るぅと｢ありがとうございます｣




莉犬｢ありがとっ！｣




『どうぞ』




することはないけど、一緒にいるだけで心地いい




この家で1人になりたくない。




お母さんもお父さんも失ってしまった。




『…泊まっていって…』




『今日から、私の家泊まっちゃだめ…？』




気づけばそんな言葉が出ていた。




るぅとと莉犬は少し気まずそうな顔をして




るぅと｢ごめんなさい。今日はちょっと…｣




莉犬｢今日は無理だけど、明日からなら大丈夫だよ！｣




『…そっか、ごめんね？』




少し残念だけど今日耐えれば大丈夫！




明日からずっと一緒にいれるんだから！

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