好きな食べ物は…白米ですかね、白米と熱いお味噌汁が好きです ページ10
「Aさん」
「あっ、とわ君」
イベント当日
私は思いきってポニーテールにしてみました
そして96ちゃんがオシャレにコーディネートもしてくれて
しかもメイクまでしてもらいました
ありがとう96ちゃん、大好きだよ
「何か、雰囲気違いますね」
「気合い入れて来ましたので！」
「今日は何を歌うんですか？」
「とある方の曲です、歌詞が凄く好きで」
「(とある方って誰だよ)お互い頑張りましょ」
「はい！」
会場まで一緒に行く事になりました！
とわ君背高っ！
「あの…とわ君て、身長幾つですか？」
「180ちょっとだと思いますよ」
180！？
私165位…
身長差虚しいな
「そういえば近藤先輩とは？」
「まだ付き合っているそうなんですが…実感が無くて、別れたいんです」
「…そうですか」
とわ君？何で嬉しそうなの？え？何で？
「あっ、着きましたね」
本当だ、ここが今日のイベント会場
「大きーい…」
「ですね、まぁ入りますか」
うわ、緊張してきた
「A」
「…近藤先輩」
「towaco君も居たの？まあ用はAにあるんだけど」
「私ですか？」
首をかしげる
「うん、towaco君、先行っててくれない？」
「は？嫌ですけど」
えっ、
とわ君殺意たっか
めっちゃ嫌ってるじゃん
この二人って仲悪かったっけ
「towaco君？彼女と二人で話したいの、分かる？」
「分からんです、行きましょ」
「あっ、ちょっ！とわ君！？」
「とーわーこーくぅん、お兄さん怒っちゃうよー？」
何この修羅場！？
「勝手に怒ってて下さい、それに」
ぐいっと引かれとわ君の腕の中に落ちる
「Aさん、貴方とはもう別れたいって言ってましたよ」
ん？
はい！？
それ言う！？ここで！？
私じゃなくて！？
「…俺、聞いてないよ？」
「あっ、いや、その！」
「実感がなくて、って言ってました」
とわ君ちょっとシャラップしてほしい
「towaco君、その嘘はちょっと分かりやす過ぎ、吐くならもっとマシな嘘吐きな？」
「これを嘘だと言いますか」
「…近藤先輩、嘘じゃないんです」
「…え？」
近藤先輩の目付きが鋭くなった
「嘘じゃないの？」
「本当です、事実です、私がさっきとわ君に話しました」
近藤先輩は驚きの目を浮かべていた
少し経って「認めないからね」と言って去った
こわ
「何で言ったんですか？」
「後で分かります、行きましょうか」
腑に落ちないまま、私達は会場に入った
歌は良いです、嫌な事も全部吹き飛ばしてくれます→←明後日のイベントに出演が決まりました、とわ君も出るようですね
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作者名：睡眠酸素 | 作者ホームページ：ホームページの追加は禁じます。
作成日時：2016年8月14日 16時
