母は美容師、父は歯医者をしています、私は普通のOLです ページ3
「おー、休琵」
「湯毛さん、お久しぶりです」
会社帰り、ばったり湯毛さんに出会った
飲みにでも誘おうかな
「湯毛さん、この後」
「何もないで？…飲み行く？」
「行きましょう、先日良いお店見付けたんですよ」
「ほう」
「おつまみが美味しくて、お酒の種類も豊富、接客は上の下」
「行くか」
湯毛さんと私の飲み会
私がリサーチしておいた店に湯毛さんと行く
これが定番になってきていた
「休琵さぁ、歌ほんと上手くなったよな」
「ありがとうございます、湯毛さんも凄く熱くてかっこよくて上手いですよ」
「そうか？まぁ、ありがとう」
関西訛りの湯毛さん
関西訛りって凄く、何て言うの？
萌え？
「ここです」
「こんな店あったんや」
「見付けづらいでしょ？それがまた良くないですか？」
「せやな、またそういう所がまた良い店やんな」
店内に入ると店員が席に案内する
「とりあえず生」
「私チューハイで」
つまみも適当に何か頼んだ
「さて、休琵」
「何ですか湯毛さん」
「とわぽんと最近どーなの？」
…どーなのと言われましても
「私、彼とは何も…」
「好きなんでしょ？」
んー…
「よく、分からないんです」
「分からない？っと…休琵、乾杯」
「乾杯、とわ君は良い人です、優しいし、何より昔からずっと一緒ですから、でも」
「でも？」
「この好きは人と違っても、恋ではないと思うんです」
「…なるほど」
とわ君と一緒に居ると素敵な気持ちになれるけど
でもそれは『恋』ではない
「フルコンさん「Aちゃんやったらとわぽん任せられる！」とか言うてたよ」
「ご期待に添えずすいません」
「ええんよ、本人の勝手やしな」
でも、と付け足す
「休琵のtowacoに対する『好き』は間違いなく特別なもんや、恋じゃなきゃ何なのかよう考えてみい」
「…はい」
おつまみが来てもぐもぐ頬張る湯毛さんを見ながら
私は考えた
『特別なもの』
恋じゃなければ、これは
ゲームは人並みにできますがRPGは少し苦手です→←名前の由来は休みの欲しい琵琶湖出身者です
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作者名：睡眠酸素 | 作者ホームページ：ホームページの追加は禁じます。
作成日時：2016年8月14日 16時
