夜兎兄妹の姉は双黒の知り合い (ページ20)

今日:5 hit、昨日:20 hit、合計:34,618 hit

助ける理由ページ20

ＮＯside
「これからもよろしくお願いします」
森「とても楽しい食事会でした、今後も宜しく」

食事会が終わり今はビルの前で車に乗り込もうとしていた時だった

カチャ

森/紅/太/中「「「「！？！」」」」

ロビーを出た瞬間武装した奴らに囲まれた
この周りは滅多に一般人が通らないためこの状況を見られ通報されることも無い

紅「これはどういう事じゃ」

紅葉の言葉にははっきりとした殺気が含まれていた

「勿論ここであなた方に死んでもらうんですよ」

さっきまで一緒に食事をしていた男が合図を出した瞬間、銃声があたりに響いた

がポートマフィアの上級構成員以上の実力を持ってる四人に敵うはずもなく

ある者は重力に潰され

ある者は夜叉に切り刻まれ

ある者は拳銃で撃たれ

ある者は幼女に殺られた

「今だ！！殺れーーー？！！？？！！」

だから四人は気づかなかった

首領は直接狙われてるなんて

向かいのビルから狙撃銃で狙われていた
レーザーポインターが森の心臓を狙っていた

森の異能のエリスも間に合わない

太「森さん！！」

森は反射的に目をつぶった

・

・

・

が痛みは無いうえカキーンという銃弾を弾いたような音がしたため目を開けると傘をさした神優が目の前にたっていた

中「神優、なんでここにいんだよ？」

振り返ると三人とエリス達の方は終わっていた

『三日前に近く通り掛かった時に森さんを暗殺する計画を聞いちゃって四人とも強いから大丈夫かと思ったんだけど、来てみたらまさかの予想的中』

ちなみに神優が話している間に撃たれた銃弾を中也が跳ね返し狙撃不能にした

『私の用はそれだけだから』と直ぐにそこから立ち去ろうとする神優

森「待ちなさい」

神優の歩みは止まったが振り返らなかった

森「何故私を助けたんだい？あのまま何もしなければ君を追う脅威はなくなったのに」

『じゃあ逆に聞きますけど』

神優は振り返り森の目を真っ直ぐに見ると

『助けることに理由がいるんですか？・・・あなた達だって目の前に仲間がいたら助けるでしょ。まあ、マフィアの人間がそこまで優しいか知らないけど。助けたのが仲間が知り合いか、ただそれだけですよあなた達と私の違いは』

太「なら君は目の前で危機に迫ってる人がいたら誰でも助けるのかい？」

『どうかな、今回は暗殺の計画を知ってたから行動に出ただけかもしれないし』