夢の戦士トワイム 6th (ページ9)

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午後5時45分

　

アルトム基地の近くにある海岸には多くの人が押し寄せていた

皆、野次馬である

警察が出動し、交通整備を行う羽目ともなっている

そこに1台のバイクが来た

バイクは止められ、ヘルメットを取る

ar「…あれが」

有岡であった

多くの記者や野次馬たちが有岡に押し寄せる

フラッシュも焚かれて眩しい

その時であった

「どいてもらおうか、俺とライラとの戦いや」

そんな声が砂浜から聞こえてきたのだ

ar「…やっぱり、あなたがルプス様でしたか。

小瀧望」

小瀧はニヤリと笑う

nz「どこからバレてた？」

ar「なんとなくですが…大学で会った時から【人間】とは違う感覚がしたのです」

有岡は砂浜に飛び降りる

nz「結構楽しかったで、【人間】で過ごしてる時は。

さて」

小瀧はチラリと野次馬たちを見る

nz「オモロい展開になったな」

ar「あなたたちが大々的に言ってくれたおかげでね」

有岡はベルトを構えた

nz「まぁな。

アプス様はお前を連れて帰ってこいと言ってたが…生きてとは言ってない。

容赦なく倒させてもらうぞ!!」

小瀧はそういうと駆け出した

その間にも【悪夢】が小瀧の中に入っていく

金色で派手目な長いコートながらも赤色のファーがさらに目を引きつける

変わったところといえば瞳が赤になったことだろう

nz「狼座のアルトム、フェン・ルプスに倒されるんやからな!!」

有岡も駆け出し、ベルトを巻く

ar「俺だけの変身!!」