夢の戦士トワイム 6th (ページ32)

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第37話　一欠片ページ32

山田と重岡の戦いは激しくなる

　

山田はレイピアで重岡のことを刺していくが、重岡は全く避けないのだ

ym「この感覚…」

山田は距離を取り、シューティング・キャノンを放つ

赤色の星が重岡にぶつかる直前、見えない何かに弾かれたのだ

ym「やっぱりそうだ」

sg「使えるもんは同じや。

こうやって…自分を守るのにぴったりやろ？」

山田は苦虫を潰した顔をする

山田自身も使っていた技なのでどれほど厄介なのか、身をもって知っているのだ

ym「この!!」

山田はその見えない何かに触れる

触れた場所から赤色の稲妻が走る

sg「俺はいくらでも耐えられる。

けど、元はただの【人間】や。

耐えれるわけないやろ？」

ym「くっ…」

山田はその場から離れる

sg「それじゃ、今度は俺の番やな」

重岡は一気に山田との距離を詰める

そしてその首を思いっきり掴んだのだ

そのまま持ち上げられる

あまりの苦しさに山田は顔を歪める

sg「どうや？

このまま死ぬか？」

ar「させるかぁ!!」

山田の意識が消えかかった時、有岡の声がする

重岡のその腕に橙色の星がぶつかった

sg「…動けるとはな」

ar「あいにく、【人間】じゃなくてな。

【悪夢】ばかりのここでも動けるんだよ。

そして…何か足りないんじゃないのか、アプス様」