夢の戦士トワイム (ページ29)

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ru『ライラ!!

　
ライラはどこいるんや!!』

ルプスは怒鳴る

ra『ルプス様、お帰りなさいませ。

どうかしましたか？』

ライラはゆっくりと出てくる

ru『どういうことや!?

ぷぅって特に力持ってないはずやろ!!』

ライラは思い出す素振りを見せる

ra『どうやら…個体によって違うようでは？』

ru『その言い方…まるで知ってた素振りやな』

ra『さぁ、なんのことでしょう？』

ru『ライラ…』

ルプスは一気にライラの目の前に来る

ru『アプス様のお気に入りやからって調子乗っとるんちゃうぞ』

『それはお前や、ルプス』

ライラとルプスは声のした方をむく

そこにはタバコを吸っている男がいた

ru『カエルム…』

ka『アプス様がライラのことを気に入ってらっしゃる理由はな、しっかりと【悪夢】を集めてくるからや。

ルプス、お前【悪夢】集めてきたか？』

ru『当たり前や!!

ここに…』

ルプスはビンを取り出そうとするもそこにないことに気がつく

ka『ほらな。

トワイムに気ぃ取られて置いてきたんやろ』

ru『嘘やろ…取り行かな』

ka『いいや、お前は留守番や』

カエルムは立ち上がる

ka『ラプスもオーリガも準備はしとる。

ライラは今まで通りに【人間】として情報集めてくれ』

ra『承知致しました。

カエルム様は？』

ka『オモロイところ見つけたからな。

しばらくそこに行ってみようと思う』

カエルムはタバコの火を踏んで消し、そのまま奥へと入って行った