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始まり…3… ページ4

三ツ谷said



中1の残暑








(見た事ある)




マイキーが連れてきた奴を見てそう思った。


多分、隣にいた場地もそう思ったんだと思う。






「マイキー。そいつ、だれ?」



俺がそう聞くと




「コイツ強いから東卍いれる!」



と、楽しそうに。





あの事があってからマイキーはずっと元気がなかったから俺は嬉しくて、





コイツがこの頃からずっと、色んなモン背負ってるなんて考えもしなかった。









__________次の日。





学校に行くと、居た。



同学年で、隣のクラス。




(え?女!?)




男だと思ってたから、本当にビビったわ…



『あ!三ツ谷クンじゃ〜ん 』



「お、おぅ、。」





テンション高めのAはいつも俺らの光だった。




自分の事より他人の事。



自己犠牲も勿論少しは必要だとは思うけど、




お前はやり過ぎなんだよ…








場地said








(見たことある)





マイキーが連れて来たヤツを見てそう思った。





久しぶりに見たマイキーの自然な笑顔に“ざいあくかん”を覚えながら。




あいつ、こんな風に笑うヤツだっけ?

そう思ってしまう位、しばらく見てなかった。




俺のせいで…







Aの笑顔は、


マイキーに、…真一郎クンに似てた。





それが余計、苦しかった。





『名前は?』



「…場地、圭介だ。」



少し、驚いたような顔をしたのは気のせいか?






『…よろしく。』






…Aは強かった。


俺も、マイキー達も、半年以上たって、三ツ谷が言うまでは女だってことに気付かなかった。



知ってからも、女だってことを忘れたりしてた。






どんなに強くても、


あいつは普通の女で、本当なら守られる立場なんだ。




あいつが何も言わずに守り続けるから、それが普通になっちまってたけど…







なぁ、A。



俺が言えたもんじゃあねぇけどよ、





一人で抱え込まなくていいんだゾ?

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設定タグ:東京リベンジャーズ , 東京卍會 , 東リべ   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:奏夜 | 作成日時:2022年3月4日 0時

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