3話 ページ3
温泉が沸いた
殿からAを連れてってやれとの仰せがあり城のはずれの山にできた温泉へ
輪「足滑らないようにねー」
『はい！ーぉお、池から蒸気が！ここだけ空気も熱いですっ』
輪「ははっ、面白い反応。服は畳んで近くに置いてーっと、」
温泉なんて中々あるものじゃない
側で感動しているAを置いて温泉に浸かる
はぁー、気持ちいい…
いつぶりだろう。殿は堪能したのだろうか
チャポッ
Aが隣に降りてくる
さー初めての温泉は如何かなー？
『あちっ、……ふぃ〜、き、気持ちいいー』
輪「くすっ、お気に召したみたいだね」
『温泉っていいですね！介子坊様が言ってた通り疲れた体に染みます』
パチャパチャと広さを確認するように反対側に移動するA
輪「ははっ、いつぶりだろうなーこれは重宝せねば」
ゆっくり温泉に浸かり、逆上せるのも面倒だしそろそろ出るかとAに声をかける
へーい、とゆるゆるの返事を聞く
そんな返しができるのはAくらいだよ
と、なんだろう少し声が高く聞こえる…気のせいか
ザバァ
『っはぁ、浸かりすぎると良くなさそうですねー』
輪「ーーーは？」
誰？
『？…輪虎様？どうかしました？』
そこにいたのは女
どこからどうみても、というより付いてるものが男にはないもの
輪「ちょっと待って、君は誰？Aは？」
いきなり出てきた女に警戒しながら温泉にAが沈んでいないか探す
刀は手の届くところへー
『はい？俺ですよ！温泉に浸かって逆上せましたか？』
輪「………」
よく顔を見るとAの顔
頭痛くなってきたなー
『俺、先に着替えますね！ゆっくり休んでてください！水汲んできまーーって、なにーーー！？？これーーー！！！！』
殿に負けないくらいの大声
輪「わーうるさいよ、やっぱりAなんだね、これは一体どういうこと？」
『だっ、！？ななない！俺のがない！？？』
輪虎様が何か言ってるけどそれどころじゃない
下着を着ようとして見ると見たこともない双丘
そしてあるモノがないー！？？
輪「ふむ。元から女だったわけじゃないってことは確かか、、」
はぁ、面倒だなー
でも帰らないとどうともならないし
輪「とりあえず、服を着て城に戻るよ。玄峰様や殿なら何か知っているかもしれないし」
裸で固まったままのAに服を着せ、暖まった体を冷やさないうちに城へ戻る事に
困ったなぁー
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 10人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぱち(プロフ) - とてもうれしいです！これからも主人公見守ってください笑 (2019年7月8日 15時) (
レス) id: 88a6bd7dfa (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - こんにちは！すごく面白い作品ですね！更新頑張ってください！ (2019年7月8日 10時) (レス) id: fed9021c8c (このIDを非表示/違反報告)
ぱち(プロフ) - ご指摘ありがとうございます。 (2019年6月28日 9時) (レス) id: 88a6bd7dfa (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年6月28日 5時) (レス) id: 044fea6f0d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぱち | 作成日時：2019年6月27日 1時
