第7話 ページ9
家に帰った。
相変わらず、お母さんは家に居ない。
ㅤけれども、今となって居ようが居まいが関係は無くなっていた。その事実が、私は少し悲しいと思った。
『Aは、自分の気持ちを素直に伝えるのが少し苦手だったね。でもね、それは相手の事を思いやる事が出来るってことでもあるんだよ。
ㅤそんなAの笑顔が、もう見られないのは凄く悲しくて寂しいです。けれど、これはもうお母さんと決めたことだから、後悔はしてないよ。
ごめんね。
Aの不器用な優しさと、可愛い笑顔で周りの人を幸せにしてあげてね。
それじゃあ、また会う日まで。』
何度も、何度も読み返す。あの日、お父さんから渡された一枚の手紙。
──また会う日までって書いてあるけれど、その日は多分二度と来ないんだろう。
その手紙を読むたびに、あの日の出来事を思い出して、悲しくなって、また頑張ろうって思えた。
こんな優しいお父さん。
どうしてお母さんは、別れる事を選んだのだろう。
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シロ - 途中の話が自分の経験したことが書いてあったのでビックリしました!? とてもいい小説でした!!更新頑張ってください!!!! (2020年7月14日 21時) (レス) id: 7448d97b1b (このIDを非表示/違反報告)
東條渚**(プロフ) - アポロさん» 本当の小説みたいですか…凄く嬉しいです!続きが気になる終わりかたとストーリー展開を心掛けているので、そう仰って頂けると安生します!更新頑張りますね♪ (2019年2月6日 18時) (レス) id: e9bdd05770 (このIDを非表示/違反報告)
アポロ - なんか本当の小説みたい...。 語彙力をどうか分けて下さい...。 とても続きが気になります...!更新頑張って下さいね♪ (2019年2月6日 18時) (レス) id: 89f365dd47 (このIDを非表示/違反報告)
東條渚**(プロフ) - 塩架さん» そんなそんな……私も、ラストに繋げられるように切ない描写を考えているので、そう仰って頂けると凄く嬉しいです!更新頑張ります! (2019年2月5日 19時) (レス) id: e9bdd05770 (このIDを非表示/違反報告)
塩架 - リアルと言うか見るたびに少し心が痛くなるぐらい文章が良くて尊敬します…(私の語彙力無)無理しない程度で更新頑張って下さい! (2019年2月5日 18時) (レス) id: dfbaedbf2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:東條渚** x他1人 | 作者ホームページ:
作成日時:2019年2月3日 20時