スリーフェイスは知っている。【降谷零】【美門翼】

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あれは、零もよく見せる表情だ‥‥。絶っ対によからぬ事を企んでる‥。

バレたら、どうなるんだろ。

「まぁ、気にしなくていいよ」

「え」

いや、ますます気になるんだけど！！


＊ ＊ ＊


俺は美門翼。
で、今俺と話してるのは俺のお姉ちゃん。Aって言って、ちょっとドジで可愛いんだ。

がんばり屋ってやつ。

で、俺はたった今お姉ちゃんに彼氏が居ることを確認した所。
お姉ちゃん可愛いからなぁ‥。


職業が堅気なら、まぁ良いかなって思ってたけど言えないみたいだから、危険なのか無職なのかそういう系なのか解んないだろ。

お姉ちゃんが危なかったら、絶対に引き離す。だからまずは調べないと。

でも、どうやって調べようかな。

「じゃ、お姉ちゃんごちそうさま。美味しかったよ！ありがとう」

「あ、ううん、それなら良かった！」

俺の言葉にふわりと微笑むお姉ちゃん。その可愛い笑顔は、俺にだけ向いていれば良いんだ。
そんな奴に見せるのは癪に触る。

でも、きっとお姉ちゃんはそいつの事が好きなんだよね‥言わないって事は庇ったって事だろ。

なら、無理やりって訳にもいかないか。


考えながら自分の部屋に向かって、準備を続けた。


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次回から翼視点のお話になると思います。

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