【ダイヤのA】俺が守るから

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Aside





『取り敢えず、その足の傷……』



秀島さんの足は、何故か怪我をしている。
何時したのか分からないけど、とても痛そう。



消毒をして、絆創膏を貼ってあげる。



秀島｢…Aさん、痛い｣

『ごめんごめん。

…後さ、A、でいいよ、那奈ちゃん』



え、と驚く秀島さんは、照れながら、
小さい声で"Aちゃん"と呟いた。

…何だ、ちゃんとした可愛い女の子じゃん。



東条｢……問題は秀島さんの両親だね｣

秀島｢…うん｣



どうすれば私を始末する事を止めてくれるか。
それ以前に、目的は何なのだろうか。

不思議な所が多すぎて、どうしようもない。



秀島｢私が……全部、話す、から｣

『本当!?』

秀島｢勿論……と、友達だから｣



顔を赤くしながら私の目を見る那奈ちゃん。
人と話すとき、こんな感じだっけ？



…そうか、友達、初めて作ったって。
私と、似てるのかもしれないな。



秀島｢とっ取り敢えず、知ってる事は全部話す、から……｣

東条｢分かった。ありがとう、秀島さん｣

秀島｢ひゃ、ひゃい!!!｣



緊張しながら、那奈ちゃんは語り始めた。

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