【ダイヤのA】俺が守るから

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東条side




〜学校にて〜





『……っ』





Aさんは怯えながら、俺の後ろに隠れる。
信二は何かキョロキョロして回りの女子を監視してる(怪しい(笑))。





？｢あっら〜Aさん、今日は彼氏付き？｣

？｢えっ、こんなイケメンな彼氏がいるの？｣





……誰？そう思っていると、Aさんは彼女達を睨み始めた。





東条｢Aさん、こ、この人達って……｣

『……何時もの、人達』





女1｢嫌ねぇ〜そんな怖い顔すると彼氏に嫌われるよぉ〜？｣

『……東条くんは、彼氏じゃない…』

女2｢だよね、あんたみたいなブスに出来るわけないし？w｣




酷い。酷すぎる。

Aさんが何故こんなに虐められてしまうのか。

俺には全く、分からない。





東条｢いい加減にしろ!!!｣

女1･2｢?!｣





自分でもビックリするくらい大きな声で叫んでしまい、｢ああ、もうやらなくちゃ駄目かな｣何て、頭の中で思った。



俺は、後ろからAさんを抱き締める。





東条｢次こう言う事したら、どうなるか分かってる？｣





俺がそう言うと、彼女達は笑いながら逃げていった。

………くっそ、悔しい…っ。





東条｢もう、大丈夫だから……安心して｣

『う…っうん……っ』





涙を床にボロボロ溢しながら、Aさんは俺を抱き締めた。

……こんなに可愛い子なのに、何でブスとか言うのか。





『………とう、じょう…くん？』

東条｢……っえ？｣





あ、れ？俺、何で泣いてるんだ？

………別に、俺は何もされてないのに。





『ごめんね、東条くんにまで辛い思いさせちゃって』

東条｢！Aさんっ！｣





Aさんは、俺の体から手を離し、走りだした。





東条｢ま、待ってAさん！｣





し、信二は?!

……そう言えば、トイレ行ってくるって言ってたな…。





東条｢……っ！くっそ……！｣




廊下は人が沢山いて、邪魔だ。





俺は、人を押し退けて、兎に角Aさんを追い掛けた。

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