26話 ページ25
Asaid.
vanishが、結局、ポートマフィアに皆殺しにされ、私の潜入の任務は、幕を閉じた。
特務課としては、vanishの手口も判明して、まあまあの結果。安吾さんも、ほっと一息を着いた。
一時は、綾辻行人の力がいるかもしれないと最悪の事態を覚悟していたこの任務は無事完了した。
和典から、毎日のように送られてくる、事件の進行具合を綴ったLINE。まさか、マスクルージュが関わっているなんて、また無茶をする。
vanishが片付き、少しくらい顔を出すのもいいかなんて、思っていた矢先、噂のシュンサクライ氏から、特務課に招待状が送り付けられた。
おかげで、特務課の上層部は、大慌てだ。恐らく、砂原の所へ、行ったことが原因だろう。ということは、砂原はやっぱり、マスクルージュの仲間。
A「はあ。」
机の上に置かれた招待状。横浜のエンペラー号、ねぇ。全く、ドレスどれにしよう....。
立花said.
カフェテリアにつくと、もう全員が集合していた。
若「アーヤから、緊急集合かけるってなんだよ。」
若武が待ってられないというように言い出したので、口を開こうとすると、上杉が片手で私を制した。
上「砂原は、このことに関わってるのか。」
立「微妙。」
暗い雰囲気が漂う中、私は最初から説明した。最後に、砂原がそれらを知ってながら、シュンサクライ氏の出資を受けてるかもしれないことに触れた。
立「以上、私からの報告は終わりです。」
若「いやー、よくやった!立花のおかげでこの事件は、飛躍的な進展を遂げたぞ。」
皆が若武につられて、拍手した。若武曰く、サトケンがブラックメアリーを返して、謝って、示談書を書いてもらえば、逮捕もされないし、前科にもならないらしい。
若「KZの今後の方針が決まったぞ。サトケンに手引きさせて、シュンサクライ氏のとこに乗り込み、赤い仮面団を壊滅させ、ブラックメアリーを取り返す!」
結局、若武の無茶な案は、通った。条件付きで、ひとつは、小塚君に散布できる催眠剤を作ってもらうこと。もうひとつは、目的を組織は無視して、ブラックメアリーを取り返し、店に戻すことだけに絞ること。
若武は、猛反対したけど、多数決。
若「しょうがない、KZの今後の行動目標は、ブラックメアリーの奪還だ。」
若武が私に携帯を差し出す。
若「アーヤ、サトケンに電話しなよ。」
ノートを見て、サトケンの番号を押し、上杉君が横から手を伸ばし、スピーカーフォンにした。
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桃桜月(プロフ) - 沢山のコメント、ありがとうございます。現実バタバタでなかなか進まないですけど、これからも、よろしくお願いします。 (2022年7月9日 21時) (レス) @page42 id: 8c24d7f3c9 (このIDを非表示/違反報告)
椿姫 - すごい…!読んでてわくわくします。文ストもKZも大好きなので、嬉しいです。もう六週はしました!更新、頑張ってください!楽しみにしていますね。 (2022年6月29日 18時) (レス) id: 910387af12 (このIDを非表示/違反報告)
ミミィ - 面白かったです。頑張ってください。 (2022年5月28日 19時) (レス) @page29 id: bfe81bac03 (このIDを非表示/違反報告)
シーエル目つぶし(プロフ) - めちゃめちゃ好きです!!!!無理しない程度に更新頑張ってください!!!! (2022年1月14日 22時) (レス) @page7 id: b91e4bc22a (このIDを非表示/違反報告)
氷翠(プロフ) - 続編おめでとうございます!!これからも頑張ってください。楽しみに待ってます! (2021年12月10日 21時) (レス) @page3 id: c0d88fed6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桃桜月 | 作成日時:2021年12月9日 21時