23話 ページ22
江戸川乱歩から連絡が来て少ししてから、安吾さんから、無事、8人全員の護送が終わったと連絡がきた。
まだ、姿を変えたまま、特務課のビルに入り、誰もいないことを確認して、部屋に入った。
拳銃を鍵付きの引き出しの中に収める。
異能を解き、髪をほどく。パラリと黒い髪が広がった。冷蔵庫から、いつものコーヒーを取りだし、一気飲み。
A「ぷはぁっ。よし、これでvanishはひと段落ね。あとは、報告書を書いて、提出するだけ。」
髪をいつものお団子に結び直し、椅子にダイブ。しばらく、クルクルとイスを机から離して回る。
キュルキュルキュルキュル、、、、、。
しばらく無心になって、ボケっとイスを回した。
A「報告書、書くか。」
パソコンのほんのりとした淡い水色の光が、この部屋の唯一の明かりとなり、私の顔を照らしだした。
立花said.
翼が、注射を打たれてすぐ、男たちと一緒になって立ち去ったシュンサクライ氏。
きっと、一味なんだ。というか、リーダーかもしれないんだよね。あんなに素敵な人なのに信じられない。
それにしても、翼に何を注射したんだろう。毒物なんてことないよね？！
今日は、もう、帰ってこないかもしれない。そう思ってたけど、翼は、放課後のホームルームになって、フラリと帰ってきた。
「あ、美門。大丈夫か？」
先生がそう聞くと、翼はまだぼんやりとした顔つきで答えた。
翼「はい、医者からどこもなんともないから、もう帰れって言われたんで。にしてもなんで、俺、校舎裏になんかいたんすかね？」
先生が呆れたように笑った。
「そりゃあ、こっちが聞きたいことだよ。」
みんなが笑ってたけど、私は笑う気になんて到底なれなくて、ホームルームが終わると、学校を飛び出した。
早くこのことをみんなに伝えなきゃ！！誰か一人、捕まえてしまえばいいんだから！どうにかなるはず。
ところが、校門を出た途端、声をかけられた。
サ「あの、ちょっといいかな。」
振り向くと、そこに立っていたのはサトケンだった。うわあ、、、、。立ちすくんでいる私の横をみんなが通り過ぎてゆく。
「あのスキンヘッド、どう見ても不良だよね。」
「あの女子、不良とも付き合いがあるわけ？」
「どーゆー趣味よ。」
ああ、私の評判が。頭を掻きむしりたい気持ちだったけど、若武たちがずっと張り込んで探していたサトケンが向こうからこっちに来たんだから、逃がす訳にはいかなくて。私は、サトケンの手を引っ張った。
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桃桜月(プロフ) - 沢山のコメント、ありがとうございます。現実バタバタでなかなか進まないですけど、これからも、よろしくお願いします。 (2022年7月9日 21時) (
レス) @page42 id: 8c24d7f3c9 (このIDを非表示/違反報告)
椿姫 - すごい…！読んでてわくわくします。文ストもKZも大好きなので、嬉しいです。もう六週はしました!更新、頑張ってください！楽しみにしていますね。 (2022年6月29日 18時) (レス) id: 910387af12 (このIDを非表示/違反報告)
ミミィ - 面白かったです。頑張ってください。 (2022年5月28日 19時) (レス) @page29 id: bfe81bac03 (このIDを非表示/違反報告)
シーエル目つぶし(プロフ) - めちゃめちゃ好きです！！！！無理しない程度に更新頑張ってください！！！！ (2022年1月14日 22時) (レス) @page7 id: b91e4bc22a (このIDを非表示/違反報告)
氷翠(プロフ) - 続編おめでとうございます!!これからも頑張ってください。楽しみに待ってます！ (2021年12月10日 21時) (レス) @page3 id: c0d88fed6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃桜月 | 作成日時：2021年12月9日 21時
