検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:5,296 hit

打ち明け ページ30

椿side

ふぅ。
さて、せいら様のお部屋へ参りましょうか。

「せいら様、ツバキでございます」

「入りなさい」

「失礼致します」

お部屋に入室しました。

「何かしら」

「お話がございます」

「話?いいわ。さっさと済ませて」

「ヒメノさんは体調悪いそうなので部屋で休ませております」

「……そう。わかったわ。…まだあるの?あるなら早くして」

そうして私はせいら様を抱きしめました。

「ちょっと、急に何よ」

「せいら様の執事についてから、ずっとあなた様のことをお慕いしていたのに…。」

すると、せいら様のお体がピクっと震えました。

「…なぜメイドをつけたのですか?…メイドを付けられた日から、私とても胸が苦しかったのですよ…?」

少し涙目になってしまいました。

「……ツバキ…私だって、私だって!あなたのことが好きだったのよ!」

……せいら様も…??

「……なのに、ツバキは!!急に目の色変えて、私を厳しい目で見てきたじゃないの!私、それから、あなたが怖くて怖くて…!!泣きっぱなしだったのよ!?それでストレスを溜めちゃって、こうなってしまったの!全部全部!あなたのせいよ!」

……………えぇそうかもしれませんね

「………そうですね。すべて私のせいですね。せいら様が物心ついた頃、『恋愛感情があるなら捨てなさい、それが出来ないなら解雇する』と旦那様から言われたのです。ですから、感情を抑えるために冷たく接したのです。仕方がなかったのです。」

「……っ、本当なの!?」

「…えぇ。すべてはせいら様のため、だったのです。」

「ツバキの……バカっ……」

……本当に、このお嬢様は…

告白→←何を!!!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
設定タグ:お嬢様 , メイド , 執事 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:さくや@執事・メイド | 作成日時:2018年9月26日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。