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悪巧み ページ22

椿side

翌日、使用人が起きる時間に起きました。
そして身支度をし
せいら様を起こしにお部屋に向かいました。

「失礼致します」

お部屋の中に入室しました。
お部屋のカーテンを開け
せいら様のもとへ向かいました。

「せいら様、ご起床のお時間でございます」

「…ん、ん〜、椿?」

「えぇ」

「おはよう、椿」

「おはようございます」

朝、最初に、せいら様のお目に映るのは私。
これからも毎日、そうでありたいです。

「よくお眠りになりましたか??」

「そうね、まあまあだわ。」

「そうですか。それは良かったです」

「朝食の準備は?」

「できております」

「なら、行くわ」

「かしこまりました」

私はせいら様に手を差し出して
ベッドを降りるお手伝いをしました。
そしてリビングに向かいました。

「せいら様、おはようございます」

……ヒメノさん

「ヒメノ、おはよう。今日も花の世話をよろしく頼むわね」

「えぇおまかせください」

…せいら様
なぜ私では無いのですか。

「ツバキ」

「っ、はい、何でしょう??」

「椅子に座らせて」

「、はい、ただいま」

私ったら……。
しっかりしないと。
着席をサポートし、食事を運びました。

「ツバキ、この頃おかしいわね。どうしたのかしら」

……あなたとヒメノさんが悪いのですよ。
お二人が憎いから。

「いえ、そんなことはございません。」

「そうかしら」

「えぇ」

「…そう」

そうしてせいら様、奥様、旦那様は
お食事を召し上がりました。

……そうだ、そうしてみましょうか
私の気持ちを気づいてくださるかもしれません。
いえ、気づいてくださらなければ困ります。

せいら様、花様がどのような反応をなさるか
とても楽しみですね。

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作者名:さくや@執事・メイド | 作成日時:2018年9月26日 10時

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