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(仗)「よし、本人に聞くしかねぇな。」

(億)「はぁ!?本気かよ仗助ェ!」

あぁ、と返事をして上条の方へと足を
進める。

(仗)「オイ、上条、だよな?名前。」

(貴)「あ、俺?」

俺をうざったそうに見上げる上条。
目は相変わらずの酷い隈で、死んだ魚
みたいな目。こいつ、血塗れだけど、
返り血か?いや、違う、出血してる。
あのガタイの良い上級生5人を相手に
して、無傷の筈がねぇ。

(仗)「俺のコレ、見えてんだろ?」

そう言ってクレイジーダイヤモンドを
指差す。

(貴)「ん、あぁ、面白いデザインだ
  な。水色とピンクでハートまで
  あしらわれてるってのに、女々
  しさを全く感じさせない所が良
  い。ガッチリした肉体と無邪気
  そうな顔とのギャップも中々だ
  な。」

急に饒舌になった上条に、目が点にな
る。康一と億泰も目をぱちくりさせて
いる。

(仗)「やっぱりテメェ…スタンド使い
  か!」

はっと我に帰り上条を睨む。

(貴)「……スタンド?あぁ、そうだ、ス
  タンドってんだよなぁ、人の
  口から聞くのは久し振りだなぁ…」

全く動揺したり、攻撃してくる素振り
は無い。敵じゃないのか?いや、でも
どっちにしろ承太郎さんとこに連れて
かねーと。敵の情報をなにか知ってる
かもしれねぇ。

(仗)「悪ぃけどよ、上条雪音ったか。
  俺達と一緒に来てもらうぜ?
  スタンド使いなら、ほっとく訳
  にゃ行かねぇ。」

一瞬驚いた様に上条がたじろぐ。

(貴)「ふん、」

鼻で笑い煙草を足で踏みつぶして揉み
消した。逃げる気か。康一と億泰が身
構える。

(貴)「是非付いて行きてぇとこだが、
  生憎家に帰ってお仕事がしたく
  てね。悪ぃがこのまま帰らせて
  もらうぜ。」

そう吐きすてて、よっこらせと立ち上
がる。不味い、逃してたまるか!
クレイジーダイヤモンドの名前を呼ぼ
うとした。瞬間。

(貴)「あ、」

ふと何かに気づいたように上条が呟
き、そのままドサッと前に倒れた。

(康、億)「!?」

(仗)「なっ、オイ!大丈夫か!?」

慌てて倒れた上条へ駆け寄る。
返事がない、意識を失ってる様だ。
なんでだ?なんで急に倒れた?

上条が今まで座っていた木箱を見ると
血がベットリとついていた。多分上条
の体から流れた物だ。

出血多量!

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(プロフ) - nonsukeさん» ありがとうございます!これからも更新頑張りますのでよろしくお願いします! (2017年5月7日 17時) (レス) id: 9c13238bd1 (このIDを非表示/違反報告)
nonsuke(プロフ) - 更新楽しみにしています!! (2017年5月7日 17時) (レス) id: 489cde0136 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - リルスさん» だろぉ?( ̄^ ̄) ドヤッ!すいません調子乗りました。読んでくださって誠に感激です!スタプラとクレD、ザハンドによしよしされながらヘブンズとエコーズをよしよしする。最高のシチュ!すいません願望が……。これからも更新を頑張りますので宜しくお願いします! (2017年5月1日 16時) (レス) id: 9c13238bd1 (このIDを非表示/違反報告)
リルス(プロフ) - スタンドがすぐ近くにいるとか…、グレート…! (2017年5月1日 14時) (携帯から) (レス) id: 5254e9f568 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - リルスさん» ありがとうございます!感激です!これからも頑張りますのでよろしくお願いします!4部少ないですよねぇ…… (2017年4月10日 20時) (レス) id: 9c13238bd1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:素振りをする素振り | 作成日時:2017年3月11日 10時

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