早速 ページ5
「うーん。ここは何処だろう？」
気合いを入れて杜王港を出たはいいもの
の、適当に人のいそうな方向に歩いてい
たら早速知らない場所に出てしまった。
住宅街の様だな。高級そうな家ばかり
だ。大きな庭に高級な外車。
人は…………ちらほら居るようだ。少し話
かけ辛いが、道を聞くしかないな。
(貴)「あの、すみません。」
近くのベンチに座って、煙草をふかしな
がら新聞を読んでいたおじさんに声をか
けた。ベンチにはリードに繋がれた犬が
いる。
(お)「ん？なんだね？」
(貴)「あの、私は観光でこの杜王町に
来たんですが、地図を持っていな
くて……………。よければ店や大きな
建物がある所を教えて頂けないで
しょうか？」
日本語……………変じゃないだろうか。やは
り長い事イタリア語ばかり話していたから…
(お)「あぁ、それなら。」
そう言って新聞を脇に置き、立ち上がる
おじさん。
(お)「向こうに、壁がピンク色の家が
あるだろう？」
おじさんが指差す先には、真っピンクの
家。
(貴)「はぁ、」
(お)「その横に、細い道がある。それを
真っ直ぐ行くと、大きな道に出
る。そこならコンビニや店も沢山
あるし、観光客用に地図も置いて
あったと思うよ。」
懇切丁寧に説明してくれるおじさん。
日本人はやっぱり親切だ。
(貴)「本当ですか？有難うございま
す。」
頭を深く下げて礼を言う。
(お)「いやいや、気にしなくて構わん
よ。」
(貴)「いえ、本当に助かりました。
教えて下さって有難うございま
す。」
また深々と頭を下げる。
(お)「ハッハッハ！まあ、何も無い田舎
だが、楽しむといい！」
そう言って俺の肩をぽんと叩き、犬の
リードを引いて行ってしまった。
いい人だったな。
(貴)「ピンクの家の横の細い道、か。」
確かに細い道があるようだが……。
(貴)「こんな道で大丈夫かよ……。」
迷ってしまったらどうしよう、と不安
が頭をよぎったが、もう既に迷ってるも
同然なんだ、気にしても仕方ない！と
割りきって足を踏み出した。
(貴)「間違ってない………みたいだ。」
歩みを進めるごとに広くなっていく道に
少し安堵する。人も多くなって来た。
ほっと胸を撫で下ろして、さらに足を
進めていく。
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橙(プロフ) - リルスさん» 露伴ちゃんヤバイですよね（笑）書きたかったんです（泣）これから可愛い露伴ちゃんも書きますのでお許しくださいッ！ (2017年5月8日 21時) (
レス) id: 9c13238bd1 (このIDを非表示/違反報告)
リルス(プロフ) - 露伴がどんどん危ない方向に(笑) (2017年5月7日 22時) (携帯から) (レス) id: 5254e9f568 (このIDを非表示/違反報告)
橙(プロフ) - リルスさん» こちらまで読んで頂けるとは！！！感激です（泣）本当にありがとうございます！！頑張ります！！ (2017年4月10日 21時) (レス) id: 9c13238bd1 (このIDを非表示/違反報告)
リルス(プロフ) - こちらの作品も気になったので見にきてしまった！←。こちらの作品も頑張って下さい！ (2017年4月10日 21時) (携帯から) (レス) id: 5254e9f568 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：素振りをする素振り | 作成日時：2017年2月9日 4時
