電話 ページ3
プルルルルル プルルルルル
数回コールした後にガチャリという音。
「もしもし、空条だ。」
少しハスキーな低い声が響く。
「承太郎、僕だ。」
(承)「その声は…………薫か。杜王港に
着いたんだな？だいぶ早いな。」
(貴)「あぁ。着いたよ。日本に帰るのは
実に4年ぶりだが、やはり空気が
綺麗でいいね。」
(承)「お気に召したようで幸いだ。
○○ドホテルに泊まる予定ら
しいが予約は済ませてるんだろ
うな？てめェはちと抜けてる所
があるからな。」
少しからかうような声音。
(貴)「ちゃんと済ませたよ！一回忘れた
からって、あんまりからかわない
で欲しいね。」
わざと、むくれた様に返すと喉を鳴らして笑う声が聞こえた。
(承)「悪かったな。それで、どうするん
だ？まだ朝の8時半だが、予約は午
後なんだろう？」
(貴)「あぁ、そうなんだよ。少し杜王町
を見て回りたくてね、時間をずら
したんだ。」
(承)「誤魔化すな。この前言ってた弟と
やらを探しに行くんだろう？」
思わずぐっと言葉がつまる。承太郎は勘
が良過ぎる。
(貴)「………………あぁ。流石だな承太郎。」
(承)「てめェが分かりやすいだけだがな。
杜王町に来るって決まった時から
明らかに挙動不審だったからな。
この町に住んでるってのは確かな
んだな？」
(貴)「あぁ。それは間違いないと思う。
ただ、住所も分からない上に僕は
この町の事は殆ど覚えてない。住
んでたのは8歳の時の話だから
な。」
(承)「絶望的だな、」
的確すぎる答えに思わず苦笑する。
(貴)「全くだ。最悪迷って終わりだ
ね。でもまぁ、一日で見つかると
は思ってない。暫く滞在する予定
だし、地道に探すよ。」
(承)「…………………そうか。
まぁ、最悪迷っても杜王町内なら
車で向かえに行ってやる。地図が
ありゃ大丈夫だとは思うがな。」
やっぱり優しいな。
(貴)「ありがとう。この町には確か、
君の叔父さんも住んでいるんだろ
う？」
(承)「ん？あぁ。俺より年下だがな。
今日は週末で学校も休みだから
町で遊んでるだろう。もしかす
ると会うかもしれないな。」
(貴)「それはいい。その叔父さんの名前
はなんて言うんだい？」
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橙(プロフ) - リルスさん» 露伴ちゃんヤバイですよね（笑）書きたかったんです（泣）これから可愛い露伴ちゃんも書きますのでお許しくださいッ！ (2017年5月8日 21時) (
レス) id: 9c13238bd1 (このIDを非表示/違反報告)
リルス(プロフ) - 露伴がどんどん危ない方向に(笑) (2017年5月7日 22時) (携帯から) (レス) id: 5254e9f568 (このIDを非表示/違反報告)
橙(プロフ) - リルスさん» こちらまで読んで頂けるとは！！！感激です（泣）本当にありがとうございます！！頑張ります！！ (2017年4月10日 21時) (レス) id: 9c13238bd1 (このIDを非表示/違反報告)
リルス(プロフ) - こちらの作品も気になったので見にきてしまった！←。こちらの作品も頑張って下さい！ (2017年4月10日 21時) (携帯から) (レス) id: 5254e9f568 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：素振りをする素振り | 作成日時：2017年2月9日 4時
